老兵不死帝都争覇　碇豊長の漢詩　拙作紹介

huanying xinshang Ding Fengzhang de zhuye

老兵不死　帝都爭覇

春泉橫溢護城溝，
柳下焉能再得鰌。
記否石牆胡將耀：
老兵不死只歸休。

春泉(しゅんせん)　橫溢(わういつ)す　　護城( ごじゃう)の溝(ほり)，
柳(りう)下(か)に　焉(いづく)んぞ能(よ)く　　再び鰌((どぢゃう))を得(え)ん。
記すや否(いな)や　石牆(せきしゃう)　　胡將( こしゃう)の耀(えう)を：
「老兵(らうへい)は　死なず　　只(た)だ歸休するのみ」と。

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　　（後日（2015.5.2）注記：）東京都知事選を詠った。舛添氏、細川氏、宇都宮氏、田母神氏…の争い。
柳の下に二匹目の泥鰌を狙おうとも、都民がどう判断するか、老将はマッカーサーの言葉を味わってみては…との意。

・護城溝：	おほり。護城河。ここでは、皇居のお濠を指す｡
・石牆：	石垣。ここでは、皇居の石垣の石を指す｡
・記否-：	（石垣の石は、外国の武官の揚言を）覚えているだろうか、の意。「石牆記否胡將耀」を平仄の都合上、倒置した。
・老兵…：	ダグラス・マッカーサーの言に、「老兵は死なず、ただ消え去るのみ」（Old soldiers never die, they just fade away）とある。（ここでは、一般的に流布している意で使った。）