07年7月3日
スーパーセヴン ニ玄社 2006.6 |
この本はクリス・リースと言う人が書いたものでロータス・セブン・シリーズ1から2001年のファイアブレード(ホンダCBR900のエンジンを載せたモデル)までの58モデルについてかなり詳しい説明が書いてあります。現在のコスワースエンジンのモデルはありません。 スーパーセブン入門書と言うよりもスーパーセブンオーナーのためのスーパーセブンへの理解と知識を深めるための書といった感じを受けました。著者はイギリスのセブン事情についてかなり詳しい人のようで、そのモデルがどういういきさつで生まれてきたのかなどが書いてあります。イギリスでのスーパーセブンの扱われ方もかなり判ったような気がしました。 日常的に使う場合はフロントスクリーンは必需品とあり、クラシックもほとんどスクリーン付きで販売されたそうです。これはスクリーンがないとトップが付けられないからでしょう。 ローバーのKエンジンを載せたモデルは1400,1600,1800と少しずつアップしましたが、これはポルシェがいつもやるように購買意欲をそそるためにそうしたのではなく、ローバーの事情によるものだったということも判りました。 私はKエンジンはそんなにいいエンジンではないと思ってたんですが、イギリスでは大変好評だったそうです。セブンには135馬力もあれば十分と言う感じなんですね。 日本で210bhpといわれるスーパーライトRは190bhpでレースバージョンが200bhpとあります。ボクスホールも45DCOEの付いたモデルは175bhpとあります。これは日本では並行輸入されたモデルですね。日本でR500Rと呼ばれるモデルはイギリスではR500ですね。 全車種写真が載ってますが、アルミ部分を塗装したものがほとんどです。これを見たら私も塗装したくなりました。(いくら位掛かるんでしょうか) |