「私のとっておきの本棚」

09年4月19日


藤井孝雄著

ニ玄社

2007年

 
藤井孝雄さんはクルマとオートバイの本屋さんであるリンドバークを経営してる方です。私も世田谷のリンドバークには定期的に行ってます。もう恐らく100冊くらい買ったような気がします(少し大げさか)。この本では藤井さんが特にいいと思った本やビデオの説明が書いてあります。

ケン・バーディーという人が書いて高斎正さんが翻訳した「自動車を愛しなさい」という本は藤井さんが本屋を始めるきっかけになった本だそうです。実は私は高斎正さんと言う人はあまり大したことない人だとこれまで思ってました。その理由はこの方は1981年ころでしたか、ホンダがCVCCエンジンでF1にカムバックするという空想小説を書いたことがあるからです。

CVCCというのは希薄燃焼を目的としたエンジンですから、そんなものは全くのデタラメでいい加減な事かいてると思ってました。しかし、その後高斎正さんは日本二輪史研究会の役員のようなことをしていることを知りました。ひょっとすると私の早とちりだったかな、と前から気になっていたんですが、内容のある仕事をなさっていたんですね。そういうことが分かって良かったです。

いろいろな本やビデオの説明と同時に藤井さんのクルマに対する考え方が書いてあって大変参考になりました。イスパノスイザを買うとメカニックも一人付いてきたそうです。そんな面白いことも沢山書いてあります。

 

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