プログラミング教育
2017年3月公示の学習指導要領で決まった小学生にプログラミングを学ばせる教育。2020年から実施される。
すでに小学校の時間枠はいっぱいなので、特設あるいは各教科・総合的な学習の時間の枠内で行われる。
(参考:小学校プログラミング教育の手引(第二版)
(PDF:3,685KB)
)
「これからの時代を生き抜く子どもたちにはプログラミング的思考が必要」ということで行われるが、2045年にはコンピュータ自身がプログラミングするシンギュラリティ(技術的特異点)が訪れると言われており、プログラミング自体はわずか四半世紀で不要になる技能。
ただし「プログラミングをするコンピュータ」自体をプログラミング(あるいはメンテナンス)する超エリートプログラマーは必要なわけで、そうした10万人にひとりの逸材に早期から学んでもらうためには小学校でやるしかない、ということで始められた。
プログラミング自体はゲーム感覚で行える楽しい作業なので、スーパーエリートにとっては絶対必要な時間。普通の子には遊んで終わる時間、国家には必要な時間、である。
ヨーロッパ諸国やアジアの一部で行われているような「早期に選別して優秀な者・家柄の良い者だけが受けられるエリート教育」が行えない日本では、しばしばこうした「隠れエリート教育」が実施されているが、おバカな一般児童は遊んでいられるし、その保護者は「なんとなくウチの子にもよさそう」ということで反対しないので大手を振ってまかり通っている。
しかし間違ってはいけない。
ウチの子もそうだが、カエルの子はカエル。トンビはタカを産まない。
あなたの子は確率から言ってもおそらく普通以下の子だ。
プログラミング、プログラミングと跳ね飛ぶ前に、算数や国語をしっかりやっておいた方がよほどいいだろう。
2019.02.23 |