活図では、標準設定で.wmfファイルを出力します。

しかし最近のグラフィックソフトやプリンタードライバー等の
中には、.wmfファイルの中のフォント情報を正確に
引き継がないものが多く存在します。
(Power PointやPhoto Draw、Tektronics Phaserなど。)

そこで、左図のように設定すると、選択領域の図形が
.bmp形式でクリップボードにコピーされるようになります。

オプション

−『共通一般環境

 6) ・・・・・・・ 『BMP形式』にチェックを入れる。

この後、ソフト上において、

編集

−『形式を選択して貼り付け

 −『ビットマップ(DIB)

のように貼り付ければOKです。左下図はWordの例ですが、
他のソフトでもビットマップを指定すればよいはずです。

要するに、.wmfは文字情報を含む古いファイル形式であり、
完全なビットマップではないので、文字化けするのです。
一方、.bmpファイルは完全なビットマップなので文字化けの
しようがありません。

他のソフトにおいても、各ソフト固有のファイル形式があります。

のちのち異なる環境で再利用されることを想定すると、
ビットマップ形式で出力するのが最も安心です。
解像度は、OHPや出版原稿で使うことを想定し、
刷り上がり寸法で300dpi以上になるようにするのが良いと思います。
300dpiなら、肉眼で見ても曲線のギザギザが目立たなくなります。

ただし、.bmpはファイルサイズが大きくなるので、
特に大きさを気にする場合は、グラフィックソフトなどで
.pngや.jpgの形式で保存・変換することをおすすめします。

また、.pngを使う場合、"True Color"ではなく"パレット"を
指定すれば色数が256色に制限されて、より小さなファイルに
なります。写真以外は.pngで十分だと思います。