Angkorの旅《CAMBODIA》
前の職場の同僚と旅をした。一昨年の夏マレーシアに旅をして味をしめた。
今度はどこへ行こうか。相談の結果、アンコールワットへ行くことにした。
総勢4人、熟年の旅である。
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旅行期間 2007・3・26〜30
旅 程
3月26日(月)
6:50 豊橋駅名鉄ホーム集合
7:09 名鉄電車で中部国際空港へ(神宮前乗り換え)
11:00 中部国際空港離陸(機内食2回)
15:20 ホーチミン国際空港着(時差2時間)
16:50 ホーチミン国際空港発
18:10 シェムリアップ国際空港着
19:00 レストラン(カンボジア料理)
20:30 ホテル《プレア・カーン》着
【日誌】
ホーチミン空港で乗り換え、シェムリアップに着く。出迎えてくれた若いガイドのラックさんは、
日本語がとても上手。『シェムリアップの意味を知っていますか?』と言って、基礎知識として
教えてくれた。『シェム』は『シャム』つまり、現在の『タイ』、『リアップ』は『追い出す』という意味。
『この地からタイを追い出した』ということ。タイからの独立を宣言した町である。
27日(火)
7:30 朝食
8:30 アンコールトム遺跡群観光
12:00 昼食
13:15 ホテル着(ちょっと休憩・シャワーを浴びる)
15:00 アンコールワット観光(世界遺産)
19:00 アプサラダンスを鑑賞しながらの夕食
21:00 ホテル帰着
《タプロム》遺跡 ガジュマルの根が寺院を被う |
アンコールワット(世界遺産)
【日誌】
朝8:30にホテルを出る。午前はアンコールトムを中心とした遺跡群観光。今日も朝からギラギラと太陽が照りつける。
35度を越えそうだ。
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《ライ王のテラス》
ライ王は無類の女好き。蛇から化身した若い娘が国内の娘達の犠牲になり、自らライ王にその身を預けた。
そして、もう国内の娘達に手を付けないようにお願いをする。ところが、美しいその娘に厭きたライ王は刀で
彼女の首を切って殺してしまう。返り血を浴びたライ王の皮膚は爛れ、見るも無惨な顔になってしまった。
この話、三島由紀夫の戯曲《頼王のテラス》に読むことができる。
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《タプロム》
ガジュマルの根が古寺を被い、崩壊寸前。これをどう修復するか。
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《アンコールワット》
アンコールワットはただ遠くから見るだけと思っていたら、ところがどっこい、65mの塔の上まで登ることができた。
石壁の回廊には彫刻がびっしり。戦いの様子や悪いことをすると地獄に堕ちる絵など《乳海攪拌》は見事という他ない。
第一は【食べ過ぎの刑】これは汚職のこと。第二は【喋りすぎの刑】他人の悪口を言ったり、他人を騙したりすると
地獄に堕ちる、などなど
12世紀に建立されたとは思えない見事さ。当時の王朝の絶対的な権力と文化水準の高さを思う。
28日(水)
7:30 朝食
8:30 バンテアイ スレイ遺跡(世界遺産)観光へ出発
11:15 昼食(日本料理)
12:15 アーテザン ダンコール(職業訓練学校)見学
13:30 オールドマーケット見学
14:00 ホテル《ソア アンコール》にてアフタヌーン・テイ:休憩
17:20 シェムリアップ国際空港発
18:20 ホーチミン国際空港着
19:00 夕食《インドシン》にてベトナム料理
20:30 ホテル《ウィンザー プラザ》着
10世紀後半に建立された寺院《女の砦》と言われ、特に、神殿に刻まれた微笑みの女神像は《東洋のモナリザ》として有名 アンコールワットの黒い砂岩と対照的に、比較的硬くて赤い砂岩のこの遺跡の彫刻はそのきめ細かさにおいて圧巻 |
【日誌】
シェムリアップの空港で出国手続きを済ませた後、一緒に行ったN先生がにこにこしながら私に近づいてきた。
『信じられないことが起きた。出国の手続きでパスポートを見せると、係の親父がにこにこしながらバッチを見せて
8$でどうだと言う。5$しか持っていないと言うとそれでも良いと言ってこれをくれた。外務省の官吏がアルバイト
していた。信じられない。』
【沢山のすばらしい思い出を胸に、徒歩で飛行機まで移動。シェムリアップ空港で】
29日(木)
7:30 朝食
9:00 ホーチミン市内観光
12:00 ホテル着
13:00 ホーチミン市内観光
16:00 ホテルに戻ってシャワーを浴びる
17:30 チェックアウト
18:00 夕食(ホテル内レストラン)
21:00 ホテル発
21:30 ホーチミン国際空港着
00:35 ホーチミン国際空港発
30日(金)
7:45 中部国際空港着
【日誌】
ともかく、ホーチミンの市内はオートバイで溢れ返っていた。800万人の町。 ひったくりに注意する前に、
信号を守らないオートバイに町もうかうか歩けない。ただ、フランスゆずりの食文化は流石。
パンもコーヒーもヌードルも美味しい。