ワインを掘り出す会  4/30(土)午後4時〜
      
我が家の庭にはワインが埋めてある。10年前ヨーロッパ旅行をしてワインを購入してきた。
      小生の定年退職まで地中に保存し、その時に掘り出して飲むことを考えたのだ。
      【その時】が来たのだ。一口に10年と言っても短いようで長かった。     

多分この辺だと思うが・・・ あった! 発泡スチロールの蓋が見えた

   そもそもの話。なぜ庭に埋めたのか。              

 10年前まで 、私は毎年のようにフランスに出掛けていた。《なぜフランスなのか?》という質問は
よく聞かれる。それに対して私はいつも次のように答える。《フランスではいつも平常心で居られるか
ら。》優越感も劣等感も感じない。日常生活そのもので居られる。しかも、食べるものは美味しい。田
舎に行けば人は良いし、緑が美しい。フランスは暖かく迎えてくれる。
***
 ワインを沢山買ってきた。ところが、蒸し暑い日本の夏は保存が難しい。そこで、いつも買ってきて
はすぐに飲んでいた。しかし、何とか保存できないものだろうかと考えた。結局、きちんと保存するた
めにはワイン専門の保管庫が良いという結論に達した。しかし、これがかなり高価なもの。それなら
ワインをそれだけ買って飲んだ方がよっぽど良いのではないか、という考えになる。そこで最後の手
段として、庭に埋めてしまえということになった。3時間位掛けて穴を掘る。近所の人に垣根越しに
《何をしているのですか?》と聞かれるが、まさかワインを埋めるのですとも言えず、ただにたにた。
最初の50p位までは柔らかな土であったが、その後はもう硬い粘土質。参った。汗だくだくで掘っ
た覚えがある。それが10年前というわけ。定年退職を機会にこの度掘り出したのであります。

ラベルが湿気で取れてしまって、銘柄がわからない。
***
1番右:
 CHABLIS GRAND CRU  Chateau Brenoville 1990
右から2番目:
 MARGAUX Chateau Margaux 1988
左から2番目:
 ST.JULIEN GRAND CRU Chateau Lagrance 1985
***
後4本のうち、2本は
 Echezeaux と Hermitage
ひょっとすると
 Beaune もあるかもしれない
***
掘り起こし時間、約1時間 10年の眠りから覚めたワイン、7本

            *********************************************************
          【後日談】

          

           
           掘り出した最後のワイン、《シャトー・マーゴー・1988》を飲む。
           重厚な味が絶品。どんどん入ってしまう。