南仏の小さな村で1週間2015(2)  2015.3.2~3.8

3月6日(金)ベジエ市内散策                           Beziers:H.Confort 泊

 アッ!ピレネー山脈が見える! 部屋の窓から海の向こうに雪を綺麗に被った山並みがはっきり見えた。
このホテルには同じ時期にもう4回も泊まっているが、ピレネー山脈が見えたのは初めてだった。それだけに
家内も私も興奮気味。友人2人もその見事な景色にうっとり。!(^^)!

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 私たちは、故あってこの日の朝、ベジエの街の中心部のホテルに移動した。
「ボンジュール!」ドアを開けると、待ってましたとばかりにマダムが私たちを迎えてくれた。このホテルは初め
てであったが、メールで予約のやり取りをしている中で、マダムがとても親切に応えてくれたので気に入ってい
た。ただ、古い建物でエレベータがないことが分かったとき、少し躊躇した。
《私たちは皆60歳を過ぎている。重たいカバンを2階まで運ぶのには大変だ。》とメールすると、《大丈夫、こち
らで部屋まで運びます。》と返信がきた。その時の言葉どおりダンナさんが待っていてくれて、私たちの2階の
部屋まで重いカバンを運んでくれた。(^_-)-☆

 部屋にバッグを置いて街に出た。金曜日にはベジエでこの地区一番の大きな青空市場が立つ。食料品は
勿論、衣服、雑貨、花、植木、ガラクタなどなど。大勢の人たちで大賑わいである。私たちはオリーブなど食
料品と共に、家内はカーテン生地、ショール、ドライトマトを買い、私は古本屋で絵本3冊と数独の冊子2冊
を買った。

  

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  市民でにぎわう青空市場の散策を楽しんだ後、
 天気も良いのでミデイ運河に行ってピクニック(昼
 食)をしようと市内バスに乗った。そして、私が席に
 座るや前に座っていた女性が、私を見て何となく顔
 つきが変わったことに気付いた。『アッ、去年の・・!』
 本当に偶然の出来事に思わず私は大声をあげてし
 まった。
 「デステイニー!」彼女も興奮気味。
  実は昨年の同じ時期、私たちがベジエを訪ねた時、
 バス停でバスを待っているときに気軽に話しかけら
 れ、その後バスを降りるまでの約30分位話したこと
 があった。しかもその時に、私たちが泊まっているホ
 テルのメードさんが彼女の友人だということがわかり、
 話が更に盛り上がったことがあった。
今回も大いに盛り上がったことは言うまでもない。正に、運命の出会いであった。もし、またベジエに行くことが
あったら彼女を訪ねてみたいと思う。

  
【ベジエのミデイ運河には高低差を通過するための9つの水門がある:シーズンオフで人影もまばらだった】

        【運河に架かる橋から見たベジエ市内遠景:手前が運河、桜も咲いている】

3月7日(土) ペズナス~ワンデイ・トリップ                          Beziers:H.Confort 泊

 予定通りバスセンターからバスに乗って隣町のペズナスに出掛ける。途中綺麗なプラタナスの並木道やラング
ドックのブドウ畑が続いたり、歴史を感じさせる小さな村もあり、30分のバスの旅はアットいう間であった。
 ペズナスは17世紀の劇作家モリエールが住んでいた町として有名である。彼の功績を残す博物館があり、
《モリエール》というホテルさえある。ただ、私たちの関心事はモリエールではなく(´Д`)、土曜日に大きな青空
市場が立つということにあった。
 午前10時前に到着。街は週に1日しか立たない市場の買い物客で賑わっていた。とにかく市場は歩いている
だけで楽しい。人々の生活が見えてくる。家内は今まで見たこともない珍しい緑色をしたチーズやドライトマト、胡
椒などを買った。

   

  
【市内には芸術家の店や骨董屋さんが沢山ある=日本から骨董の買い出しに来ると聞く】

 

 
  ペズナスではレストランで美味しい料理を
 食べるということも目的の一つであった。
 4年前にペズナスに行ったとき、土地の人に
 薦められて行き、食べた料理が忘れられな
 かったからである。《夢よもう一度》今回も
 その時と同じように、『う~ん、と唸らせてく
 れた』
  特に、アミューズメントとして出たパンナ
 コッタ(左上写真)は絶品であった。(^_-)-☆
 そして、アントレはホアグラと鴨肉、野菜サ
 ラダ、メインは仔牛の腎臓とレンズマメ添え
 であった。
 
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3月8日(日) Beziers8h35--(TGV)--12h46Paris/Gare de Lyon  

  南フランスでの1週間はアットいう間に終わってしまった。またいつか行ってみたい。