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DV
(ドメスティックバイオレンス) |
○特別な、暴力的な人だけの問題でしょ?
・加害者は、たいてい、外に見せる顔はきちんとしています。
やさしそうだったり、紳士的だったりし、
きちんと職業に就いていて、社会的に認められています。
そんな「普通の人」「立派な人」という顔からは、
とてもDVの加害者だとの想像はつきません。
でも実は、加害者であるかどうかは、職業、社会的地位、収入、
学歴、年齢、人種、民族などとはなんの関係もないのです。
○暴力を受ける側にも何か問題があるんじゃないの?
・人は、たとえ何かいたらないところがあったとしても、
それを理由に暴力を受けていいとは言えないはずです。
たとえ腹の立つことがあったとしても、
暴力以外の方法で解決すべきで、加害者はそれができず、
責任を全部被害者に押しつけ、暴力をふるうのです。
DVは暴力を受ける側ではなく、暴力をふるう側の問題です。
○なぜ逃げないの?
・加害者はいつも暴力的なわけではありません。
「解放期」には、やさしくしたり、
もうしないと約束したりするため、
被害者は加害者が変わってくれるのではないかと
希望をつないでしまいます。
・度重なる暴力のため、無力感にとらわれ、
逃げることができない状態にさせられています。
・逃げたら殺すなどと、加害者に脅されているので
逃げられないこともあります。
また、たとえ逃げたとしても執拗に追いかけ、さがし、
脅し続けるので安全ではありません。
・子どもがいるため離れられないと思い込んでいることも
あります。
・「私がいなければ、この人はだめになる」など、
過剰に責任を感じ、加害者から離れることができないことも
あります。
・社会的な支援体制がほとんどなく、
逃げても行くところがない、経済的な自立が難しいなどの
社会的に困難な状況があります。
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