綾瀬川 藤兵衛新田の河畔林
川口市の市民団体「綾瀬川を愛する会」が、河川改修工事が計画が計画されている同市藤兵衛新田の綾瀬川右岸に沿って広がる長さ約500mの雑木林「河畔林」を保全するよう県に訴えている。愛する会によると、この林にはハンノキなど樹齢40〜50年の樹木が約800本あり、約25種類の野鳥が飛来する。県の河川課では台風に伴う洪水が発生しており、治水工事をしない訳には行かない。妥協点を探って行きたい」と話しているという。
●実際に行ってきました(2000.11.19)
この辺りの綾瀬川流域はコンクリート護岸はされていないが木らしいものはなく、ここ藤兵衛新田の一部だけ下記の写真のように河畔林が残っている。木はその根っこを太く堤防に降ろしていて堤防を包み込むように張っていました。昔の人が考えた堤防を守る知恵なのでしょうか。
散歩としている人を多く見掛けた。のんびりと釣り糸を垂れる釣り人も少数ながらいました。河畔林周辺の水辺には水鳥が多く生息していました。とても雰囲気のいい場所でした。
台風に伴う洪水が発生しているというこの河畔林の場所はまわりに比べて特に低くはなく面積も大きくはない。こんなちっぽけな素晴らしい自然を残して行けないのはとっても残念な事だと思う。ぜひ、洪水にも耐えられるような工夫をして残して行ってもらいたい場所だと思いました。
こんな所でのんびり釣りが出来たらいいですね。
2000.11.19撮影