HP拝見しました。楽しいですね。^^
私の叔母がくも膜下で入院しています。 カテーテル検査をしても出血個所が みとめられなかったのですが、 髄液はピンク色になっており くも膜下と診断されました
激しい頭痛がして救急車で運ばれ 病院について治療が終わるまで 本人は覚えてないそうです
2週間後にもう一度カテーテル検査を して、異常がなければ退院なのですが 出血個所がみられなくても、 くも膜下なのですか?
本人は52歳。更年期障害との因果関係を 疑っています。医者には関係ないといわれました
くも膜下について調べれば調べるほど 違うのではないかと考えてしまいます 主治医からの説明はかなり不明瞭なので 自分で調べるしかないと思っています 知識がないと医者も説明をしても無駄だと 思われるのでしょうか?
もし、お気づきの点があり、メールをいただければ幸いです。
はじめまして。ドクタ−Yです。 HP見てくれてありがとうございます。
叔母さんのくも膜下出血のことですが、 症状の激しさ(突然の頭痛で意識障害が出ている)から考えると くも膜下出血で矛盾はないでしょう。
髄液検査で血性髄液であればくも膜下腔に出血があったことは間違いないでしょう。 通常は血管造影と言うカテ−テル検査をすれば、ほとんど動脈瘤等の出血源が確認されます。 しかし、まれに残念ながら出血源が確認されないケ−スもあります。 検査と言っても完ぺきではありません。 直接すべての血管を肉眼で見ているわけではなく、 レントゲン写真で血管の影を見ているのです。 検査で見えないくらい小さい病変から出血することもあります。 しかし、出血源が検査上ないからと言ってくも膜下出血を否定できるものではありません。 叔母さんの症状はどう考えても、くも膜下出血で矛盾しないと思います。 こういうときはどうするかと言いますと、 時間をおいて再度冷静に検査し直す事です。 叔母さんが運ばれた時は急性期で患者さんの生命の心配をしながら検査するわけです。 十分な検査ができないことが多いのです。 患者さんの容体しだいでは検査を早く切り上げて救命のための処置を優先するのです。 ですから検査そのものは完璧ではありません。 2週間後の検査ではより詳しく調べられるでしょう。 それでも異常が確認できないときには、手術のしようもありませんので、 退院して様子を見るしかありません。 更年期障害ではピンク色の髄液になることはありません。 激しい頭痛とともに意識消失がくることもありません。 最も最悪の病気を念頭において対処してもらったほうがよいと思います。 今回無事退院しても外来通院をしながら、十分検査などで経過を診てもらうべきでしょう。