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       夜間右の上腹部痛を繰り返した62才男性 
      62才の男性Tさんは突然の右上腹部痛を最近繰り返していました。 
      夜間病院に来ては痛み止めや点滴で対処してもらっていました。 
      ところが今回は症状がひどく夜間帰ることが出来ず、そのまま入院となりました。 
      発熱があり、白血球も増加していました。 
      腹部CT上、胆石 急性胆のう炎の所見を認めました。 
      かなり胆嚢の壁が腫れており穿孔の危険がありましたので、 
      手術(腹腔鏡下胆嚢摘出術)の適応と判断し、 
      専門病院(私の大学時代の同級生が院長)に紹介しました。 
      入院してすぐ手術をしてもらい、3日間で退院しました。 
      組織所見: 
      胆嚢は著明に腫大し壁の肥厚および浮腫を認めた。 
      胆嚢内に0.3〜0.7cm大の結石を8個認めた。 
      胆石による胆のう炎でした。 
      現在、胆嚢の摘出手術は内視鏡(腹腔鏡)にて大きくお腹を切らずに出来ます。ほとんど傷も残りません。
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