小学校/国語、及び全教科/全学年/意欲的な交流に導く指導


     意欲的な交流に導く指導

              福岡県山門郡山川町立 山川南部小学校  下川善史

 意欲的な交流(意見の出し合い)に導くためには発問づくりが重要であるが、交流を支える日常的な指導も大切である。
 3年生を担任した今年1年間(1999年度)に実践したことをまとめてみた。もちろん上学年でも使える。

聞き方の指導 @黙って聞かせる
A最後まで聞かせる
B目と耳で聞かせる
C@からBの聞き方が悪いとき、発言者の発言を中断させ、
 「今、**君が発表したことを言える人?」
 と挙手をさせ、一人に発表させる。
 見事に言えたら、「100点!聞き方がすばらしい。」とほめる。ほ
  めることによって、その子ばかりでなく、まわりの子のやる気を促す。
聞かせ方の指導 教師ばかりが注意するのではなく、
「みなさん聞いて下さい」「**君、聞いて下さい」
と子供(発言者)に注意させる。
発言の仕方の指導 @結論を先に、理由を後で言わせる。これを徹底させるだけでも大変聞き
 やすくなる。
A一言でズバリと言わせる。
B国語の授業においては、
 「*ページの*行目を見て下さい。そこに***と書いてありますね。
 そこからぼくは***と考えました。」

 というように、文や語句に着目した発言の仕方をさせる。
C授業中、ある子が上手に発表したとき、
 「今の**君の発表の仕方で上手だったところはどこですか?」
 と尋ねて、上手に発表した子とその良さに気づいた子の両者をほめる。
  特に、年度初め(4月から5月)や学期初めの指導が大切。
  また、一度に全部指導しようとすると、子供は消化不良を起こしてし
 まう。あせらず、年間を見通した目標を持って指導することが大切。
D御存じ、指名なし音読から、指名なし発表、そして、指名なし討論へ
 というフルコースもある。私の場合、指名なし音読までしか指導できて
 いない。
発言の機会を与える 挙手発言ばかりに頼ると、活発な子ばかりが発言しがちになる。そこで、おとなしい子には列指名などの指名発言によって発言に慣れさせ、自信を持たせる。
板書の仕方 子供の発言ごとにいちいち板書していると、授業の流れが中断される。従って、何人分か聞いた後、まとめて板書する。
発問づくり 意欲的な交流に導くためには発問づくりが最も重要である。国語の授業においては、「文や言葉に着目した根拠」がある考えを導き出すための発問をいかに作るかが重要である。

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