カブトガニを守る(授業の詳細)
「カブトガニを守る」(計7時間)の授業の記録である。
<第1時>
1.教師範読
2.初発の感想書き(個条書きの書き方を指導)
3.初発の感想の指名なし発表(15分間で、のべ50数個の感想を発表。19名
のうち17名が発表)
<第2時>
1.連れ読み(1回目は点で切って、2回目はまるで切って読んでいく)
2.一文読み(1回目は列で、2回目は班で読む)
3.個人読み(自分の速さで読む)
4.指名なし音読(文章が短いので2回どおり読む)
<第3時>
1.一文読み(全体で)
2.個人読み(スラスラ音読で)
3.一文読み(全体でスラスラ音読)
<第4時>
1.一斉読み(スラスラ音読)
2.一文読み(全体でスラスラ音読)
3.形式段落の番号打ちと番号の確認
| 形式段落に番号を打ちなさい。 |
| 発問1. 何段落までありますか。 |
7段落
| 段落番号の下の文を最初の点のところまでいっしょに読みなさい。 1段落からいきます。さん、はい。 |
この調子で、1から7段落までテンポよく確認していった。
4.内容の読解
| 発問2. 問いの段落はどこですか。 |
いっせいに「2段落」と返ってきた。
| 発問3. 問いの文はどこですか。サイドラインを引きなさい。 |
2人以外は全員が引くことができた。
問いの文を視写させた後、次の発問をした。
| 発問4. 問いの言葉はどれですか。 (「問いの文字はどれですか。」と問う方が子供は短く選び出すであろう) |
・できたのでしょうか ( 2人)
・のでしょうか ( 1人)
・でしょうか ( 5人)
・しょうか (10人)
| 発問5. この中に正解の言葉があります。しかし、もっと短い。さあ、なんだろ う。 |
ほとんどの子が「か」と答えた。
| 発問6. 問いに対する答えの段落はどこですか。 |
A 3段落 (3人)・・・「敵に襲われることが少なかった」と書いてある
から。
「気候の大きな変化にも影響を受けなくてすん
だ」と書いてあるから。
B 4段落 (1人)・・・「生きていられるのです」と書いてあるから。
C 6段落 (1人)・・・3,4,5段落は理由で、7がまとめだから。
D 3,4,5段落 (13人)・・・「第1の理由は・・・、第2、第3」と書いてあ
るから。
<第5・6時>
はじめに、指名なし音読を1回行った。
| きのうは、答えの段落として4つの意見が出ました。今日は意見や質問を出し合って答えの段落はどこか、考えます。では、意見を出し合いましょう |
AとBの意見に対して、それぞれ「どうしてCD段落を入れないのですか。」
「どうしてBD段落を入れないのですか。」という質問が出された。
ひとりの子が、「B段落の第一の理由だけでなく、食べ物が少なくてすむとい
う理由や卵を数百個ずつ分散して生むという理由があるから長い間生き続けて
きた。だから、BCD段落が答えの段落だと思う。」という意見を出した。
もう一度人数を確認すると、次のようになった。
A B段落 (2人)
B C (0人)
C E (0人)
D BCD(17人)
答えの段落は「BCD段落」であることを告げ、次の発問をした。
| 発問7 問いに対する答えの一つ目は何ですか。 |
|
|
| ・二つ目 食べ物が少なくてすむから ・三つ目 たまごを数百個ずつ分散してうむから |
| 発問8 A段落の「そんなにも」は何を指していますか。 |
すぐに、「二億年」という答えが返ってきた。
| 発問9 E段落の「このような」は何を指していますか。 |
これは二つに分かれた。
A BCD段落 (14人)
B @BCD (3人)
Bに対しては、「全長60cmというのは特徴になるのか。」という質問や、
「@段落はカブトガニの紹介だから、特徴にはならない。」などという意見が
出された。
さらに、この発問8をすることにより、B段落は「生きている場所」の特徴、
C段落は「体」の特徴、D段落は「知恵をはたらかせた」という特徴などと、
特徴の種類に目を向ける子も出てきた。
私は次のように答えを示した。
| 「このような」は、@ABCD段落に書いてあることを指します。 |
<第7時>
| 発問10 A段落が問いかけ、BCD段落がその答えです。では@段落は何ですか。 |
この発問は難しかったようである。
教科書の下欄を読ませて、「カブトガニの紹介」の段落であることを説明し
た。
| 発問11 では、EF段落は、どんな段落ですか。 |
子どもから「まとめてある」という意見が返ってきた。
「EF段落は、今の問題を取り上げてまとめてある段落です」と説明して授業
を終えた。
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