月刊短波2015年2月号(第4版)
編集 赤林隆仁  時間 JST

◎KTWRが再びDRMの試験放送実施  23/24日 4版新規
 
KTWRのMike Sabin氏によると、同局はスリランカ・南インド向のDRM試験放送を2月23日(月)と24日(火)の23:45-00:15に15300kHz(285度)で実施する。出力は 75~90kWで、モニター結果により増減する。氏自身試験放送中はスリランカに赴き、色々な受信機による受信結果を比較検討する予定である。なおこれと は別に8月にオーストラリアBrisbaneで開催されるHFCC会議を記念して同会議の期間中にオーストラリア・ニュージーランド向にDRM試験放送を行う事も考えている。(大阪府 影山敦久氏) 

◎Radio Spaceshuttle InternationalがSwedenのSale送信所から放送 3版新規

 Radio Spaceshuttle Internationalが2月15日にSwedenのSale送信所から放送する。スケジュールは17:00-19:00に6035, 9865kHz を予定している。今回のこの時間の31mbはあまり混信はないと思われるが31mbで北欧と日本のパスが通るかが問題になる。(NDXC 長谷川清一氏) Channel292でも流される予定です。記事をご参照下さい。

◎ベトナムの声放送で各種記念節目を祝うコンテスト 3版新規
 ベトナムの声放送によれば、2015年はベトナム独立記念70周年、ベトナム共産党創立85周年、ホーチミン主席生誕125周年、南部完 全解放40周年、ベトナムの声放送局の開局70周年という同国にとっては歴史的な節目となる。これを記念して同局は、外国人リスナーと国外在留ベトナム人 を対象に 「ベトナムについて何を知っているの?」と題したクイズ・コンテストを実施する。応募期間は2/15~6/30(必着)で一等は一週間のベトナム旅行1 名、他に二等、三等、残念賞、参加賞が用意されている。クイズ(6問)の内容、応募用紙、応募方法はhttp://vovworld.vn/ja-JP /ベトナムに関するクイズコンテスト/ベトナムに-ついてどんなことを知っているの/310221.vovを参照すること。(滋賀県 居松重和氏)

◎Radio Australiaいよいよ大幅縮小に

 Radio Australiaは1月より予算削減に伴い大幅な放送の縮小を実施する。予定されている縮小は以下の通りである。
 1)1月14日以降の海外中継(Dhabbaya、Kranji、Palau)の廃止。
 2)1月14日以降のアジア向放送の全廃(Kranji中継のビルマ語・英語、Dhabbaya中継のビルマ語・英語)
 3)1月31日Brandon送信所の廃止
 4)1月31日以降Shepparton送信所の運用を縮小(6基の短波送信機を3基に絞る) 
(DX RE MIX NEWS #890)
  1月31日以降のRadioAustraliaの放送は以下の通りとなる。送信所はShepparton、出力は100kW。
 06:00-17:57 15240(30度 北部太平洋向) 15415(355度 東アジア向) 17840(70度 東部太平洋向)  月-金の15:30-16:00はピジン語、月-金の17:00-17:05はフランス語、他は英語
 18:00-05:57  9580(70度 東部太平洋向) 12065(355度 東アジア向) 12085(
30度 北部太平洋向)   月-金の18:00-18:30はピジン語、他は英語
(DX RE MIX NEWS #893)
首の皮だけつながったという感じですが生きているだけも増しな方です。




◎ロシア2月より残存中波局大幅削減 ~残りは全土で20局あまり
 
ロシアのVictor Rutkovsky氏によると、同国は2月1日以降Radio Rossiiの中波局を大幅に廃止する。日本近隣ではKhabarovsk(576kHz)、Aleksandrovsk-Sakhalinskiy(792kHz)、Vladivostok(810kHz) が廃止される。 フィンランドのMano Ritola氏によると、どの局が廃止されたかの詳細は1月25日付の「Ydun's Medium Wave Info」(http://www.mediumwave.info/news.html)を参照のこと。原則として15kW以上、聴取エリア50km以 上の中波局は廃止し、中波を放送する局は10局程度に絞る方針である。
 2月1日以降残存する予定のRadio Rossi(GTRK)は以下の通り。
周波数 出力 所在地・局名
   711   7   Naryan-Mar, Nenetskiy Autonomny Okrug GTRK "Zapolyarje" / "Pomorje"
   738  25   Palana, Kamchatkiy kray GTRK "Kamchatka"
   936   5   Matveevka, Orenburgskaya oblast GTRK "Orenburg"
  1008   1   Tuapse, Krasnodarskiy kray
  1089   5   Tilichiki, Kamchatkiy kray GTRK "Kamchatka"
  1098   5   Nikolsk, Vologodskaya oblast GTRK "Vologda"
  1152  50   Komsomolsk-on-Amur, Khabarovskiy kray GTRK "Dalnevostochnoe"
  1251   1   Urup, Republic of Karachay-Cherkessia GTRK "Karachay-Cherkessia"
  1251   7   Cherkessk, Republic of Karachay-Cherkessia GTRK "Karachay-Cherkessia"
  1278   5   Bagdarin, Republic of Buryatia GTRK "Buryatskaya"
  1278  25   Barguzin, Republic of Buryatia GTRK "Buryatakaya"
  1350   5   Ust-Kan, Altai Republic GTRK "Gorny Altai"
  1350   5   Ust-Ulagan, Altai Republic GTRK "Gorny Altai"
  1395   5   Buguruslan, Orenburgskaya oblast GTRK "Orenburg"
  1440   5   Kosh-Agach, Altai Republic GTRK "Gorny Altai"
  1440   5   Turochak, Altai Republic GTRK "Gorny Altai"
  1440   5   Ust-Cox, Altai Republic GTRK "Gorny Altai"
  1458   7   
Kudymcar, Permskiy kray GTRK "Perm"
  1485   1   Kamensky, Kamchatkiy kray GTRK "Kamchatka"
  1521   5   Boguchani, Krasnoyarskiy kray GTRK "Krasnoyarsk"
  1584   1   Taksimo, Republic of Buryatia GTRK "Buryatskaya"
  1602   1   Novoiliynskiy, Republic of Buryatia GTRK "Buryatskaya"
  1602   1   Ust-Barguzin, Republic of Buryatia GTRK "Buryatskaya"
 なおロシアのAlexander Berezkin氏によると、GTRK以外では次の各局が残存する見込み。
   612  20   Kurkino (Voice of Russia)
   684   10    Sosnovka (Radio Radonezh)
     738     5    Kurkino (WRN)
     828    10   Sosnovka (Radiogazeta)
     918    50   Makhachkala (Radio Mayak
    1053   10   Sosnovka (Radio Mariya)
    1089   50   Krasny Bor (Radio Teos)
    1134   20   Kurkino (Radio Teos)
    1584   0.1  Moskva (Radio Ekspromt (不定期)
    1593  0.01 St Petersburg (
不定期)
    1602   0.1  Moscow (Radio Zeleny Glazh) (
不定期)
(WWDXC TP 1194)

◎縮小されるRFI ~ロシア語放送等を急に廃止
 
ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、Radio France Internationale(RFI)のフランス語以外の各国語放送が予告なく廃止・縮小されている。1月9日に調査したところペルシャ語(23:30-24:00 13690 15395)、ベトナム語(00:00-01:00 11850)も放送されていなかった。Meyerton送信所からのスワヒリ語放送(00:00-01:00 15360)は行われていた。
 ロシアのDmitry Mezin氏によると、RFIは1月2日以降ロシア語放送を廃止した。また現在台湾RTIとの相互中継は契約期限の2015年3月29日で打ち切ることが明らかにされている。ドイツのKai Ludwig氏によると、ロシア語放送のHP(http://ru.rfi.fr/)は残っており、オンラインでの放送は継続されている。(WWDXC TP 1192)
  米国のGlenn Hauser氏によれば結局ペルシャ語、ロシア語、ベトナム語の放送が廃止され、3月39日以降は台湾中継されていたフランス語、英語、スペイン語、ドイツ語放送も消滅することになる。(DXLD 1502)

◎新たな国営国際放送構想

 自民党内で日本の立場を明確に発信する新型「国際放送」の創設計画が進んでおり、中国・韓国の情報戦略を参考にして、通常国会会期内に結論を出す方針で ある。「攻めの情報発信」を主眼とした放送である。国際放送は現在NHKが行っているが、「報道の自由」などの制約にとらわれない新型「国際放送」の創設 を目指す。(産経新聞 1/15) 

◎2月22日にRadio Öömrangの定例特別放送実施
 BDXCによれば大西洋のドイツ領Amrum島にある、ローカル局Radio Öömrangが毎年行っている特別短波放送が今年は2月22日(日)の01:00-01:59にMediaBroadcast社Nauen送信所より 15215kHzで実施される。言語はドイツ語及び英語。受信報告はqsl-shortwave @ media-broadcast.comに送付する。(DXLD 1502)

◎確認されたボリビア局
 Pedro F. Arrunategui氏、Robert Wilkner 氏、Ron Howard氏が12月初めに確認した短波のボリビア局は以下の通り。
 3310 "Radio Mosoj Chaski", Cochabamba
 4450 Radio Santa Ana, Santa Ana de Yacuma
 4670 Radio San Miguel, Riberalta
 5952.4 Pio XII, Siglo Veinte
 6025 "Red Patria Nueva", La Paz
 6105 R. Panamericana, La Paz
 6135 "Radio Santa Cruz desde Santa Cruz"
 聞こえなかった局は以下の通り
 4410 "Radio Eco [Reyes] ",Beni
  5580  Radio San Jose, San Jose de Chiquitos
  6155 Radio Fides, La Paz
(WWDXC TP 1191)

◎ブルガリアからの中波放送は一波のみに
 2015年1月1日より、ブルガリアからの中波放送はVidin送信所からの576kHz(200kW、115度)のみとなった。この放送は Horizont社製HS-1アンテナより24時間出ている。ブルガリア語第一放送だが、トルコ語放送が15:00-15:30(土日は 15:00-16:00)、22:00-23:00、03:30-04:30にある。残りの長波・中波送信所(Vakael 261kHz 75W、Salmanovo 747kHz 10kW、Samui 864kHz 10kW、Kardiali 963kHz 50kW、Dulvo 1161kHz 10kW、Targovishte 1161kHz 10kW)はすべて1月1日07:00で停波し廃止された。(DX RE MIX NEWS 1/2) 短波送信所は残っていますが。

◎ドイツからの長波放送消滅
 ドイツのJuergen Bartels氏によると、同国からの長波放送は1月1日の08:00を以てすべて停止された。どの局も終了のメッセージは一切放送されなかった。例外的 にドイツ領内に残っているのはフランスEurope1のFelsberg送信所(183kHz)のみとなった。(WWDXC TP 1190)

◎ソ連・ジャミングの歴史
 ドイツのWolfgang Bueschel氏によると、ソ連時代のジャミングの歴史について記した文献が公開されている。ロシア語だが興味のある内容である。
 http://www.agentura.ru/equipment/radiocenzura/
(WWDXC TP 1191)

◎Radio Hergeisaの7120kHzがQRTか? ~復活! 3版追加
 米国のGlenn Hauser氏によると、ソマリランドのRadio Hargeisa 7120kHzが聞こえていない。ドイツのWolfgang Bueschel氏がQSLマネージャのBaldur Drobnica氏に確かめたところ、送信機が故障し製造した中国北廣電子集団(BBEF)の技術者が北京から修理のために到着するのを待っているとのこ と。この周波数はハムバンド内なので同時にアンテナを短くしてもらい7530kHzにQSYするのが妥当なのだが。(WWDXC TP 1191)
 同局は2月10日頃に復活した。米国のRon Howard氏がHOA音楽を流す局を2/11の00:00過に発見、イタリアのMauno Ritola氏が02:00過IDを確認した。日本でも2/12の03:00過に割と強く受信できていた。。そして04:00にはスケジュール通り番組の 途中でSWはs/offした。(NDXC 長谷川清一氏)

◎NDB Handbook 2015発行
 欧州・北米のNDB(Non Directional Beacon)局の情報を集めた「NDB Handbook 2015」が発行された。欧州編はA4版160ページで7000局を収録、北米版はA4版130ページで5800局を収録している。またこれらの情報と、 位置を示すGoogle Map、300局の写真、260局のサウンドファイルを納めたCDも同時に発売された。CDにはCDとして提供されるバージョンとダウンロードバージョン がある。価格・送料の詳細はhttp://ndblist.info/beacons/NDBpublications2015.pdfを参照のこと。 PayPalによる支払いが可能。(WWDXC TP 1190)

Google Map上に表示された南米北東部のNDB局



◎BakuのRFE/RL支局が強制閉鎖される

 米国BBG(Broadcasting Board of Governors)はアゼルバイジャンの首都BakuにあるRFE/RLの支局が昨年12月26日にアゼルバイジャン当局の捜索を受け、書類が押収さ れ、23名のスタッフが尋問を受け、13名が尋問待機状態となり、支局が閉鎖に追い込まれたとして同国政府を強く非難した。更にRFE/RLの現地記者で あるKhadija Ismayilova女史は逮捕され、近く3~7年の懲役刑に処せられる見込みである。この措置でRFE/RLのアゼルバイジャン向アゼリ語放送は大きな打撃を受け。また同国でのNGOやメディアの活動にも大きな制約となる。(DXLD 1453) 同国はアリエフ大統領による独裁世襲政治が続いており、かってのソ連のような状況だと言われています。

◎「ロシアの声」ハバロフスク支局完全閉鎖
 ロシアのVadimil Alexeev氏によると、「ロシアの声」のハバロフク支局が完全に閉鎖され、ビルの入り口からは銘版が取り外された。ハバロフスク支局では一時「ロシア の声」の中国語、日本語、朝鮮語放送の一部が制作されていた。その起源は戦後。同支局は「ロシアの声」の前身である「モスクワ放送」の支局として1946 年に設置された。場所は現在の国営ハバロフスク放送局の3階(レーニン通4番地)で、ソ連のプロパガンダ拠点として抑留されていた日本の捕虜を放送に起用 した。また同時に中国等の放送のモニター業務も行っていた。1976年に毛沢東が死去した時は中国でこれを伝えた放送を最も早くキャッチしソ連中央に伝え た。ソ連のプロパガンダ拡大に伴い同支局の規模も大きくなり1980年代の最盛期には100名以上の従業員が働いていた。2010年に番組作成業務が中止 されてからも支局は残存し7名のスタッフが中国語や英語の放送モニターに当たっていた。ロシア政府は支局でのモニター業務は不要と判断し今回の措置となっ た。 (DXLD 1453)

◎SIBCがオーディオストリーム
 英国のDavid Kernick氏によると、Solomon Islands Broadcasting Corporation(SIBC)はオーディオストリームのサービスを開始した。http://sibconline.com.sb。 5020、 9545、1035kHzで放送されているメインの放送Radio happy Islesが放送時間の03:55-07:00、15:00-21:00に流されている。なお07:00-15:00にはFMサービスであるWantok FM(96.3MHz)が流されている。12月末より行われており、試験フェーズらしい。(DXLD 1453)

◎アフリカ向秘密局2局が新年より停波
 ソマリ向秘密局Radio Hilaac(日ー金曜 02:00-02:30 15180 Issoudun送信所 500kW 130度、ソマリ語)とルワンダ向秘密局Radio Impala(02:00-03:00 17540 Madagascar送信所 250kW 310度、キンヤラワンダ語・英語・仏語)の2局は2015年に入ってからは放送を停止している。(DX RE MIX NEWS #890)

◎Media Broadcastからのロシア向宗教放送
 Meida Broadcast社はロシア向に以下の宗教放送を行っている。
 Missionswerk Friedensstimme(ドイツ) 日曜 00:00-00:30 11995 Issoudun送信所 250kW 60度 ロシア語
 HCJB(米国)  日曜 00:30-01:30 Moosbrunn送信所 100kW 95度 00:30 ロシア語 01:00 チェチェン語
 Christian Science Sentinel(米国)日曜04:00-05:00 5960 Nauen送信所 100kW 90度 ロシア語
(DX RE MIX NEWS #890)

◎チェコ「山賊局」Radio Bila Hora情報
 スウェーデンのThomas Nilsson氏はチェコのRadio Bila Horaを1月1日の02:27に3334.8kHzで受信した。チェコの音楽を放送しており、この日だけの放送のようであった。チェコのKarel Honzik氏によればこれは「Silvester transmission」と言われるもので、現地時間の大晦日に放送される。Radio Bila Horaの送信所はチェコの外(多分国境からポーランドに入った山の中)にあり、出力は150W。スタッフが自作した送信機から出ている。スタッフは男性 2名、女性1名の計3名。受信報告の宛先はrbh @ email.czで、eQSLが発行される。(WWDXC TP 1192)

◎聞こえないインド短波局
 インドのJose Jacob氏によると、インドAIRの短波局の内以下の局は常時の放送を行っていない。
 Imphal    4775  7335 ともに聞こえない
 Hyderabad  4800 は聞こえない (7420 は聞こえる)
 Kohima    4850 特別の機会にしか放送しない
 Srinagar  4950 22:15-23:00頃に不定期に聞こえるのみ (6100 は聞こえない)
 Itanagar  4990 不定期放送
 Aizawl    5050  7295 通常聞こえない(不定期放送あり)
 Jeypore   6040 聞こえない (5040 は聞こえる)
 Aligarh   9380 不定期放送
 以上以外の放送は通常のスケジュールで聞こえている。(WWDXC TP 1192)
  その後モニターしたところ4800kHzのHyderabad、4990kHzのItanagar、5050kHzのAizawalは復活しているのが確認された。(DXLD 1502)

◎Radio Macedoniaが仏語放送新設
 英国のDavid Kernick氏によると、Radio Macedoniaは1月13日より03:35-04:00に810kHzでフランス語放送を開始した。以前はこの時刻に英語放送を行っていた。 03:30-03:35には海外向のマケドニア語ニュースがあり、その後に出てくる。内容は15分間のニュース、その後は民族音楽となる。この放送のライ ブストリーミングはhttp://mrt.com.mkで聴くことができる。なお04:00には海外向ブルガリア語放送が開始される。(WWDXC TP 1192) イタリアかギリシアに行った時しか受信出来ません。短波で放送してもらえないでしょうか?

◎スウェーデンのRadio Revivalが新周波数のテスト 2版追加
 ドイツのChristian Milling氏によると、スウェーデンのノスタルジック面白局Radio Revivalは従来の3950、6065kHzに加えて3970、3980、6035、9815、11745、11755kHzでの放送を登録した。同 局ではこれらの新周波数の送信試験を1月中旬にSala送信所より実施する。Radio Revivalからオンエアを希望する場合はinfo @ rock.x.se宛に連絡して欲しい。Sala送信所は現在5kWのAM送信機(75m用)と10kWのA3H送信機(LSB、その他周波数用)がある。(WWDXC TP 1192)
 Sala送信所に設置された10kW送信機は、同国のHörby短波送信所で使用されていたCollins 208U-10Aである。この送信機はかってRadio SwedenがSSBの試験送信に使用していたものである。なお208U-10Aの前型番である208U-10送信機はベトナム戦争当時に後方基地と前線 との通信用に使用された軍用送信機であり、在外米国大使館ではログペリアンテナと組み合わせて米本国との通信にも使用されていた。Collins社が Rockwell International社の配下に入った後208U-10Aと改称された。(NDXC 長谷川清一氏) 208U-10送信機は米空軍が使用してお り、B52戦略爆撃機にも搭載されていました。戦後大量に払い下げられ、放送局用としてはRadio Andorra、VOA-Monrovia中継局、AWRのイタリアForli送信所にも導入されました。

同局の208U-10A送信機



◎VOA記者殺害容疑者逮捕 ~パキスタン
 元VOAのAlan L. Heil Jr氏によると、パキスタン警察は2012年月にVOAの記者Mukarram Khan Atif氏を殺害したタリバンのIrfan Kurasaniを拘束した。Atif氏は自宅近くのモスクで礼拝中に殺害された。タリバンは直後に犯行声明を出し、VOAのDeewa Radioに関与する人間の殺害を警告した。Atif氏の写真はワシントンにある「Newseum」(ニュースとジャーナリズムに関する博物館)の「殺害 された世界のジャーナリスト」コーナーに展示されている。「真実の報道と個人の尊厳遵守こそ国民と国家の究極原理だ」というのがVOAの基本姿勢である。 (DXLD 1501)

◎無線の歴史ページ
 無線の歴史を詳細に記述した「HISTORY OF RADIO, TIMELINE OF FIRST THIRTY YEARS OF RADIO 1895 – 1925」が公開されている。1895-1925年の出来事が中心だが、その前後の関連事項にも言及している。http://ns1763.ca /radio30/radio-first-30yrs.htmlを参照のこと。(DXLD 1501)

◎Rádio Nacional da Amazôniaが小出力でDRM試験放送
  コロンビアのRafael Rodríguez氏によると、ブラジル国営のRádio Nacional da Amazôniaは6180kHzにて1月下旬より100Wの小出力でDRMの試験放送を実施する予定である。自作の小出力仮送信機から出るがアンテナは現用のものを使用する予定である。スケジュールは不明。(DXLD 1502)

◎Radio Spaceshuttleが復活
 英国のAlan Gale氏によると、オランダのRadio Spaceshuttleが1月17日よりChannel292上で復活することになった。周波数は6070kHz。詳細は http://spaceshuttleradio.freeservers.com/を参照のこと。
 スペインのJuan Franco Crespo氏によると、Channel292による中継は1/17、2/14、3/14の23:00-01:00に6070kHzで行われる。受信報告 はRadio Spaceshuttle International, P.O.Box 2702, NL- 6049 ZG Herten, The Netherlandsに2ユーロ以上の返信料(オランダ切手は不可)を同封して送付すればQSLカードが発行される。(DXLD 1502)

いかにも「海賊局」風のロゴ



◎German Weather Serviceが短波気象放送開始  4版追加

 英国のMike Terry氏によると、ドイツのGerman Weather Service(DWD)はバルト海及び北海向に来る4月1日より1日3回の短波気象放送を開始する。送信所はHamburg近くのPinneberg。
 スケジュールは以下の通り。
 15:00-15:30 21:00-21:30 6040kHz
   05:00-05:30 5905kHz  
  DWDのURLはhttp://www.dwd.de/。
(DXLD 1502)
 送信はBremen送信所(昔Radio Bremenが使用していた)の10kW送信機から無指向性垂直アンテナにより行われる。(WWDXC TP 1193)
  英国のNoel Green氏によると、
Pinneberg送信所からの短波送信は、従来NDRが長波177kHzで放送していた気象通報が長波の廃止で受信出来なくなったことへの代替措置であると思われる。(DXLD 1506)



◎NHK京都第一放送廃止
 NHKは京都第一放送(JOOK、621kHz、1kW)を2月2日の01:00を以て廃止すると発表した。同局は上京区智恵光院通丸太町下ル(二条城 の北)に1932年に開局し、放送会館ビルの屋上にあるT型アンテナより送信を行ってきた。現放送会館が老朽化したため烏丸御池に新放送会館を建設し、今 年2月より移転するための措置で、昨年7月の理事会で廃止が決定された。舞鶴・福知山・宮津にある中継局は継続される。廃止後現放送会館とともに送信アン テナも撤去される。また聴取者には代わりに大阪第一放送(JOBK、666kHz、美原送信所)を受信するように告知している。(滋賀県 居松重和氏)  第二放送(JOOB)は1973年に廃止されています。

二条城の北側にある現在の放送会館 2つの鉄塔に支えられたT字型アンテナが古風である(Wikipediaより)



◎ロードスの旧ERT中波送信機盗まれる

 米国のChristos Rigas氏によると、ギリシア・ロードス島にある旧ERTのKalithea送信所にはかって強力な1260kHzの送信機が設置されていたが、ERT の財政破綻のために2013年6月に廃止された。その後ERTの組合員が管理し、自主放送ERT Openを行っていたが、2014年12月11日にギリシア政府は送電を停止し、自主送信を停止させた。送電停止により同送信所のセキュリティシステムや 避雷装置もすべて稼働しなくなっていたところ、クリスマス休暇中に賊が侵入し送信機を含む設備をすべて盗み去った。金属目当ての窃盗団と思われ10万ユー ロ程度で鉄屑として売り払ったものと推測される。1260kHzの送信機は2013年1月にそれまでの1494kHz用の送信機に置き換わったばかりで あった。また1260kHzはVOAの旧ロードス中継局(Courier号の船上から送信していた)が使用していた由緒ある周波数であった。このような送 信施設の盗難は旧ERTの他送信所でも起きている。そもそもギリシア政府自体もAvilis短波送信所の送信設備を鉄屑として売り払うことを計画してい る。(DXLD 1502)

◎Radio FEBC Indonesia
 米国のRalph Perry氏によると、Radio FEBC Indonesiaは「YASKI」の名称で、インドネシアJakarta近郊のTangerangで番組制作を行っている。URLは http://www.yaski.co.idである。現地でのFM放送の他フィリピンFEBCから送信される短波放送の番組の一部も制作している。責任 者はNuel Christiawan R. 氏でE-mailはnuel @ yaski.co.idである。(DXLD 1502)
 YASKIの直営局はTangerang 100.6MHz、Samarinda 94.4MHz、Lampung 91.7MHz、Bali 92.2MHz、Sangkala 95.9MH。短波放送はFEBC送信で以下の通りです。
 07:30-08:30 9435 インドネシア語
 10:00-10:30 15560 ジャワ語
 16:00-17:00 15580 16:00 オガン語 16:30 コメリン語
 18:00-19:30 15450 18:00 インドネシア語 18:30 ミナン語 19:00 バタク語
 18:00-20:00 15580 18:00 マッカサル語 18:30 ブギ語 19:00 スンダ語 19:30 ササク語
 21:30-22:00  15170 ミナン語
 23:00-24:30 15620 23:00 ジャワ語 23:30 インドネシア語
 23:30-24:00 15170 ジャワ語

◎Radio Educaciónより1410日後に返信
 米国のBruce Jensen氏によると、同氏はメキシコのRadio Educación(XEPPM、6185kHz)より何と1410日後にQSLカードを受け取った。返信者はDirector GeneralのAntonio Tenorio Munoz Cota氏。同局のスタッフであるMaria del Pilar Cruz女史の助言で返信を受け取ることができた。やりとりした言語は勿論スペイン語である。(DXLD 1502)

◎BROADCASTING IN RUSSIAN HANDBOOK発行
 ロシアSt. Petersburg DX Club会長のAlexander Beryozkin氏によれば、第17版の「BROADCASTING IN RUSSIAN HANDBOOK」が12月末に同クラブより発行された。2014年12月23日までに確認された短波・中波による国外向ロシア語放送について周波数、ス ケジュール、送信所、出力、ターゲットエリア、住所、電話/FAX番号、URL、SNS、E-mailアドレス、QSLポリシーについて記述している。掲 載しているスケジュールはB14シーズン中は有効である。A5版、52ページ。価格は€5またはUS$8。PayPalでの支払先はalex @ nrec.spb.ru、直接支払う場合はAlexander Beryozkin, P.O.Box 463, St. Petersburg, 190000, Russiaへ。問い合わせはdxspb @ nrec.spb.ruへ。(DXLD 1502)

◎Medium Wave Newsのアーカイブ無料提供
 英国Medium Wave CircleのMartin A Hall氏によれば、同クラブは会誌「Medium Wave News」のアーカイブをCDとして有料提供してきたが、会員の高齢化でこの業務を引き受ける人がいなくなり、やむなくURL上で無料提供することになっ た。 http://www.mwcircle.org/member_archive.htm上より非会員でもダウンロード可能である。現在2004年以降の アーカイブがダウンロード可能だが、1953年の創設以来のアーカイブも提供できるようにpdf化を進めている。(DXLD 1502)

◎Hamada Radio InternationalがWRMIより、Nauen中継も復活
 ナイジェリアの秘密局Hamada Radio Internationalは1月19日にはWRMIのOkeechobee送信所から出た。スケジュールは14:30-15:00 11580kHz(100kW、44度)で言語はハウサ語。同局は元々MediaBoraodcast社のNauen送信所から1日30分出ていたが、 2014年6月1日よりは送信をキャンセルし短波では出ていなかった。(DX RE MIX NEWS #891)
 同局のNauen送信所中継が1月28日より復活した。スケジュールは以下の通り。
 14:30-15:00 7350 (100kW、180度)
  04:30-05:00 11865
(100kW、180度)
(DX RE MIX NEWS #893) WRMIが継続されているのかは不明です。

◎エチオピア向放送にDRM利用のジャミング
 以下のエチオピア向秘密放送にはDRM送信機を使用した広帯域ジャミングが出ている。
 Radio Xoriyo 水・日 01:00-01:30 17630 Issoudun送信所 500kW 130度 ソマリ語
 Oromo Voice Radio 火・木・日 01:00-01:30 17850 Issoudun送信所 250kW 130度 オロモ語
(DX RE MIX NEWS #891)

◎キューバのスパイ乱数局
 キューバのスパイ乱数局HM01のスケジュールは以下のようになっている。すべてスペイン語。
 放送スタイルは59分~21分 22分間の乱数放送、21分~29分 キャリアのオン・オフの繰り返し、29分~51分 22分間の乱数放送で、51~59分に周波数切替を行う。
 13:59-14:51 日・月・水・金 5855 12120 火・木・土 11462 14375
  14:59-15:51 日・月・水・金 10345 火・木・土 9330
 15:59-16:51 日・月・水・金 9330  火・木・土 10345
  16:59-17:51 日・月・水・金 9065  火・木・土 11435
  17:59-18:51 日・月・水・金 9240  火・木・土 11462 12120
  18:59-19:51 日・月・水・金 5855 9155 火・木・土 11635 12180
  00:59-01:00 毎日 11435
  01:59-02:51 毎日 11530
  02:59-03:51 毎日 11635
  05:59-06:51 月・火・木・土 11635 水・金・日 16180
  06:59-07:51 月・火・木・土 10715 水・金・日 17480
  07:59-08:51 月・火・木・土 11530 水・金・日 17540
(DX RE MIX NEWS #891)

◎アルバニアFllake送信所からのCRI中波中継中止
 中国CRIはアルバニアのFllake送信所より行われていた中波中継を1月1日以降中止した。同送信所よりは1215kHz及び1458kHz(何れ も500kW)で、1215kHzは1日6時間、1458kHzは1日5時間、欧州中部及び東部向の放送(英・アルバニア・エスペラント、ブルガリア、 ルーマニア、伊、ハンガリー、ポーランド、セルビア、チェコ語)が中継されていた。(DX RE MIX NEWS #891)  
 ドイツのWolfgang Bueschel氏によると、2004年のFllake及びCerrik送信所の設備を更新した時に中国との間で締結された10年間の中継契約が満了した ためと思われる。但しCerrik送信所からの短波中継はまだ継続されている。(WWDXC TP 1193)

◎NERIT Macedoniaがオンライン放送実施
 英国のDavid Kernick氏によると、ギリシアの新国営放送NERITのThessaloniki支局である「NERIT Macedonia」のストリーミング放送がNERITのwebサイト(http://www.nerit.gr/)上で受信出来るようになった。これで NERITのwebサイト上では5つのラジオ局、3つのTV局が受信可能になった。ラジオのストリーミング放送にアクセスするにはメニューの右上に現れる 赤い「LIVE」のマークのアイコンをクリックする必要がある。(WWDXC TP 1193)

NERITのオンラン放送 下右にNERTI Macedoniaが


◎PCJはGlobal 24と決別! ~Global 24は経営難?  2版追加
 PCJ Radio InternationalのKieth Perron社長によると、同局は米国のGlobal 24 Radioの中継を1月12日で中止した。理由はGlobal 24と全く連絡不能となったことである。そのためGlobal 24の番組をアジアに中継することも不可能となった。またそれらに対する対価も支払われていない。(WWDXC TP 1193) 
 世界中のDXerやDX ClubにGlobal 24のPhil Workman氏から寄付を求めるメールが届いている。自分宛に4日付で届いたメールでは「Global 24には貴殿の絶え間ない資金援助が必要です。番 組や施設整備に貴殿の資金をあてにしています。放送を継続するために$20ないし$50、或いはそれ以上を寄付して下さい。2月14日までに$8,000 が必要なのです。」とあった。資金繰りが出来なくなった模様である。(NDXC  長谷川清一氏) 日本で聞こえないのに寄付だけ求めるのでしょうか? $8,000位出せる金持ちは米国にはウジャウジャしているのでは?

◎Radio Sanaaの6135kHz復活
 イエメンRadio Sanaaの6135kHzが復活した。00:00-0045に中東向アラビア語放送が受信出来る。なお1月21日にはスケジュール外の放送は23:48-00:00にも受信出来た。(DX RE MIX NEWS #891)

◎Wertachal送信所解体場面のビデオ公開
 オランダのDave Onley氏によると、廃止されたドイツのWertachal短波送信所解体の模様を記録した7分間のビデオが公開されている。http://goo.gl/NSZsu4で聴視できる。(DXLD 1503)

爆破で倒れる鉄塔(同ビデオより)



◎ハワイに新中波局

 ハワイのKahuluiに新中波局KEWEが誕生した。周波数は1240kHz。出力は1kWに規制されているが、ニュージーランドのBryan Clark氏は既に受信している。(DXLD 1503)

◎BBCウズベク語放送毎日周波数を変更
 ブルガリアのIvo Ivanov氏によると、22:00-22:30に放送されているBBCウズベク語放送は毎日周波数を変えて放送している。これは中国の新疆ウイグル自治 区のウズベク人が同放送を聴取するのを防ぐために中国が発射しているジャミング(CNR1の放送を同一周波数で出す)を回避する目的で行われている。送信 所はA'Seela及びNakon Sawanが使用され、21・19・16mbの各波が使用されている。(DXLD 1503)

◎Radio Shack社が破産
 米国Radio Shack社は2月初旬に破産手続きに入る見込みとなった。同社はかって全米に店舗を持ちBCL・HAM向けの受信機やDIYパーツ・工具・書籍等を販売 していた。(DXLD 1503) 1970年代には東京の小金井と新宿にも支店がありました。Realisticのブランドで日本製の短波受信機を販売していました。新宿店で コリンズタイプのダブルスーパーSX-190(日本製、米国ではAlliedブランドで販売)を購入したことがあります。




◎ERT Openでフランス語ニュース
 ギリシアの旧ERT職員が短波で自主的に行っている「ERT Open」の放送で1月29日フランス語ニュースが放送されているのが確認された。時刻は03:08-03:18で周波数は9415/9935 /15630kHz。他はギリシア語放送であった。(Ivo Observer 1/29)

◎対スーダン人権2秘密局周波数変更
 スーダン向に人権放送を行っているRadio TamazujとRadio Dabangaは1月22日より周波数変更を行った。新スケジュールは以下の通り。何れもアラビア語スーダン方言の放送。MDC:Madagascar送信所、SMG:Santa Maria di Galeria送信所。
 Radio Tamazuj
  13:00-13:30 15555(MDC 250kW 335度、15550より変更) 7315(SMG 250kW 146度) 11940(MDC 250kW 320度) 
  00:00-00:30 15555(SMG 250kW 150度、15550より変更) 13800(MDC 250kW 340度) 15400(SMG 200kW 139度)
 Radio Dabanga   
  13:30-15:00 15555(MDC 250kW 335度、15550より変更) 7315(SMG 200kW 146度)
   00:30-01:00 15555(SMG 200kW 150度、15550より変更) 13800(MDC 250kW 340度)
   01:00-01:30 15555(SMG 200kW 150度、15550より変更) 13800(SMG 200kW 146度)
(Ivo Observer 1/28)

◎EU News Network短波放送復活  2版追加
 キプロスを本拠地とするEU News Networkが1月25日より2週間ぶりに短波放送を復活した。放送は日曜日のみで英語。
 日曜日 03:45-04:00 5925 Sofia Secertbrod送信所 100kW 306度
(Ivo Observer 1/25)
  1月31日より周波数が5905kHzに変更された。時間、出力、送信所は同じ。(DX RE MIX NEWS #894)

◎Radio RB2の短波放送復活
 ブラジルCuritibaにあるRadio RB2は2010年版のWRTHには3波で短波放送を行っていると記載されていたが、その後記載がなくなり2015年版に記載されていない。しかし1月 22日以降以前に使用されていた6040、9725、11935kHzで復活しているのが確認されている。米国のGlenn Hause氏によると、この局は古くは
Radio Clube Paranaenseと称していた。(DXLDyg 1/22)
  24時間放送であり、出力は10kW、送信方向は20度である。(DX RE MIX NEWS #893)
 
ブラジルのDaniel Wyllyans氏によると、同局は通常中波1430kHzで放送している。また11935kHzは11930kHzから上にずれて行ったものである。受信報告等は同局の局長(Gerente de Rádio )のDouglas Proença氏へ。同氏のE-mailはdouglas @ radiorb2.com.br、電話は+55 41 3014 0743 / +55 41 9634 6781である。(WWDXC TP 1192)

 

◎AFN Europe中波はわずか5波残存

 ドイツのWolfgang Bueschel氏によると、同国内の米軍局AFN-Euroepの中波放送は現在以下の小電力5波のみである。
  1107kHz Bavaria、Vilseck、Bavaria各局
 1143kHz  Bitburg空軍基地
 1485kHz  Hohenfels陸軍訓練キャンプ
(WWDXC TP 1194)





◎Radio RossiiとMayakがValadivostokで新バンドFM放送開始
 RTR(全ロシアTVラジオ放送会社)は2月1日より、VladivostokでRadio RossiのFM放送を102.1MHz、MayakのFM放送を88.8MHzで開始する。これらの局は既にソビエト時代から古いFMバンドで放送を 行っていたが今回中波放送の全面廃止を機に新バンドで再出発する。なおRTRは既に2012年に新バンドの89.8MHzでニュース専門局「Vesti FM Vladivostok」を立ち上げて現地では好評を博している。なお沿海州では他にUssuriisk(106.0MHz)、Nakhodka(101.4MHz)でもRadio Rossiiの新バンドFM放送が開始される。(WWDXC TP 1194)

◎TRT IstanbulがQRT中
 ドイツの
Guenter Lorenz氏によると、トルコのTRT Istanbul(702kHz、Catalca Izzettin送信所、1200kW)は2014年6月の暴風雨で送信施設が破損し現在QRT中である。送信復活は2015年5月になる予定である。以前は12:00-07:00に放送を行っていた。(WWDXC TP 1194)

◎EDXCがwebサイトを統一
 オーストリアの
Christoph Ratzer氏によると、European DX Council(EDXC)は従来別々に運用されてきた主HP(http://edxc.org)とニュース・ブログ(https: //edxcnews.wordpress.com/)をこのほど統一した。現在どちらのアドレスからも統一ページに飛ぶようになっている。(WWDXC TP 1194)




◎2015年のBCL関係会合

 フィンランドの
Risto Vaehaekainu氏によると、2015年には以下のBCL関連会合が行われる予定である。
  2/13 UNESCO世界ラジオデー

 2/21  BDXC Reading DX meeting (英国London、
Reading International Solidarity Centre)
 2/27-28 
Winter SWL Fest(米国Plymouth)
 3/15-17 
Radiodays Europe 2015(イタリアMilano)
 5/8-10 DSWCI年次総会(ドイツ
Tarp)
 5/15-17 
Dayton Hamvention(米国Dayton)
 5/21-22  NASB年次総会(米国Washington)
 5/29-31 
DX-Parlamentet 2015(Sweden DX Federation年次総会、スウェーデンFalkenberg)
  6/26-28 
Ham Radio(欧州Hamfest、ドイツFriedrichshafen)
  7/4-18   ADXB DX-Camp(オーストリア
Doebriach)
 7/11 BDXC集会(英国
Win Hill on the Wiltshire)
 8/5-7 
Finnish DX Association夏期ミーティング(フィンランドTuusula)
 8/22-23  ハムフェア・JSWC年次総会(東京お台場)
 9/4-9  
IFA Internationale Funkausstellung(ドイツBerlin)
 9/10-15 
IBC 2015(オランダAmsterdam)
 9/18-22 EDXC総会(ロシア
St. Petersburg)
 9/?? 
Ham Fest India 2015(インドRajkot)
(WWDXC TP 1194)

◎Radio Channel 292が増力
 ドイツのHarald Kuhl氏によると、同国Rorhbach Waalの Radio Channel 292(6070kHz)は出力を10kWに増力して放送している。その効果として欧州各地より室内でロッドアンテナのみで受信できたという受信報告が来 ている。同局は1時間15ユーロで放送時間をレンタルしているので放送を希望する場合は予約をして欲しい、特に週末は希望が殺到するので早めに予 約を。例えばRadio Mi Amigoは土曜日に放送することになっている。放送スケジュールはhttp://www.channel292.deを参照のこと。E-mailは info @ channel292.de。
(WWDXC TP 1191)



◎Channel292の中継スケジュール
 ドイツのChannel292の1/31-3/29の中継スケジュールは以下の通りである。周波数はすねて6070kHz(Rorlbach送信所、10kW、無指向性)で、欧州中部向である。
 1/31 16:
00-20:00 Radio Mi Amigo Int
  2/1   18:00-19:00 Goldrausch 6070 19:00-22:00 Bluestar Radio
  2/2   01:00-02:00 8 Radio Ireland
  2/7   16:00-20:00 Radio Mi Amigo Int 19:00-22:00 Bluestar Radio
  2/8   01:00-02:00 8 Radio Ireland
  2/14 16:00-19:00 Radio Mi amigo Int 19:00-20:00 KIM FM Nijmegen 20:00-21:00 Power Radio Nijmegen 23:00-01:00 Radio Spaceshuttle
  2/15 19:00-22:00 Bluestar Radio
  2/21 16:00-19:00 Radio Mi Amigo Int 19:00-20:00 KIM FM Nijmegen 20:00-21:00 Power Radio Nijmegen
  2/22 19:00-22:00 Bluestar Radio
  2/28 16:00-19:00 Radio Mi Amigo Int 19:00-20:00 KIM FM Nijmegen 20:00-21:00 Power Radio Nijmegen
  3/1   18:00-19:00 Super Clan Radio 19:00-22:00 Bluestar Radio
  3/7   16:00-19:00 Radio Mi Amigo Int 19:00-20:00 KIM FM Nijmegen 20:00-21:00 Power Radio Nijmegen
  3/8   18:00-19:00 Super Clan Radio 19:00-22:00 Radio Diamond
  3/14 16:00-19:00 Radio Mi Amigo Int 19:00-20:00 KIM FM Nijmegen 20:00-21:00 Power Radio Nijmegen
  3/15 01:00-03:00 Radio Spaceshuttle 18:00-19:00 Super Clan Radio
  3/21 16:00-20:00 Radio Mi Amigo Int
  3/22 18:00-19:00 Super Clan Radio
  3/28 16:00-20:00 Radio Mi Amigo Int
  3/39 18:00-19:00 Super Clan Radio 23:00-02:00 Radio Beatspektrum
  スケジュールは随時変更されるのでhttp://www.channel292.de/schedule-for-bookingsを参照のこと。
(WWDXC TP 1194) ローカルFM局やオンラインラジオ局が気軽に短波放送に出てきているようです。

◎WRTH2015第1回アップデート発表
 WRTH社はWRTH2015の第1回アップデートを発表した。http://www.wrth.com/updates_new.aspよりpdf形式でダウンロード可能である。(WRTH社)

◎Radio Heritage Foundationが経済的ピンチ 2版新規
 ニュージーランドのRadio Heritage Foundationがホストを無料で利用させてもらっているプロバイダーが2月末でサービスを打ち切るため、同団体は全ファイルの バックアップ作業を開始した。新しいプロバイダーを探しているが今度は無料という訳には行かない形勢である。今までも寄付で運営してきたが、1月に は$128.16が不足した。もし引き続き無料でホストが利用できるプロバイダーが見つかった場合でも2月には$$1,799.99かかると予測されかな り苦しい状況である。この窮状を救うためにPAYPALを使用して寄付を行って欲しい。詳しくは http://www.radioheritage.netを参照のこと。(Radio Heritage Foundation David Ricquish氏)


出典の略称 

   DXLD: DX Listening Digest
  DXLDyg: DX Listening Digest Yahoo Group
  WWDXC TP: World Wide DX Club Topnews
   DSWCI DXW: Danish Shortwave Club International DX Window
   HCDX: Hard-Core-DX
   JSWC: Japan Shortwave Club
   NDXC: Nagoya DXers' Circle
   ABU: Asia-Pacific Broadcasting Union
   WRTH: World Radio TV Handbook


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