〜後記〜  


今、私は書きあがった最終回を読み返しながら、ビールを呑んでいます。


ああ・・・なんて長かったんだろう。
連載を始めたのが、2000年の3月。・・・1年と9ヶ月。
ほとんど、『虚構のラクエン』のことを考えない日はなかった、というほど
ずうっとこの話につきあってきたんだな。

これをちゃんと書き上げるのが、長いこと目標でした。

今、描き終わってみて
「もっと文章力があったら、もっとたくさんいろんなことが書けるのに・・・」
と、ちょっと口惜しい。

愛してたんだなあ、この話。

途中、疲れていやになったこともあったけど、
終わってみたら、やっぱりちょっと・・・かなり…とても、寂しいや。


このあと、こいつら大丈夫なのかな。
今は悟りきったようなこと言ってるけど、暫くしたら、また悩むんだろうな。
まあ、たくさん悩んでいただいたほうが、今後、お話も書きやすいか(笑)


『虚構のラクエン』を通じて、本当にたくさんの方と巡り合いました。
書きはじめた当初、こんなに反響をいただくとは思ってもみませんでした。
連載中、感想や意見をBBSやメールで頂くたびに、
萎えかけた気持ちを、幾度奮い立たせていただいたか知れません。

たくさんの感謝を込めて、大好きな『虚構のラクエン』の話を閉じたいと思います。


次の連載も、すでに原案を用意しています。
今回、良し悪しは別として、まずは「書き上げられた」ということを自信にして
次も、精一杯がんばりたいと思います。(時期はまだ未定だけどね)


――――などと締めくくりながら、あざといえままが、今後、
『虚構のラクエン』を利用して遊ぶことは
まあ、まず間違いない(笑)



2001年12月28日 えまま 拝