「万葉歌碑巡り」のトップページへ戻る

八王子市散田の万葉歌碑

八王子市の西部にある万葉歌碑を見てきました(2010/3)。府中から八王子にかけての丘陵を多摩の横山と呼んだのだそうですが、その一部である八王子市の西部の散田というところの高台にある公園の中にあります。ここは、地図では、東めじろ台緑地となっています。他のサイトを調べてみますと、ここは万葉公園と呼ばれ、万葉植物園があるとの説明もあります。しかし、今回見た限りでは植物園らしい部分は見当たりませんでした。現在はほとんど運動公園、という印象です。

その公園から北側の下り坂の始まる辺りに下の写真の歌碑があります。碑陰はかなり痛んでいましたが、建立が1954年だったことが読み取れます。

別名

赤駒(あかごま)を 山野(やまの)に放(はが)し 捕(と)りかにて 多摩の横山 徒歩(かし)ゆか遣らむ (巻20-4417) ← 歌をクリックすると注釈へジャンプします。

(大意) 山野に放牧していた赤駒が逃げてしまい捕らえられないため、夫に多摩の横山を徒歩で行かせることになるのだろうか。

所在地

八王子市散田 東めじろ台緑地(万葉公園)

行き方

京王高尾線めじろ台駅から北へ400m程歩くと東めじろ台緑地(万葉公園)に着きます。JR中央本線西八王子駅からですと、南西へ1.5kmあまりのところに位置しています。下の地図のマークの辺りに歌碑があるものと思われます(地図に園内の道が書かれていないため、正確な位置がわかりません)。