川崎市麻生区金程万葉苑の万葉歌碑
金程万葉苑の歌碑には、武蔵国橘樹(たちばな)郡(現在の川崎市から横浜市の辺り)の防人夫婦の歌が刻まれています。夫が防人として九州へ発つに際しての、夫婦の心が表現されています。
金程万葉苑には、万葉集に詠われた草花が植えられており、その一つひとつにそれを詠んだ歌の説明板があります。金程万葉苑は住宅街の丘陵地にあり、ここからは住宅街が遠くまで見渡すことができ、一息つけるよい散歩コースです。
所在地
川崎市麻生区金程4丁目 金程万葉苑
歌
家ろには 葦火炊けども 住みよけを 筑紫に到りて 恋しけもはも (巻20-4419) ← 歌をクリックすると注釈へジャンプします。
(大意) 家では葦火を焚いているので煤けてはいるが住みやすい。筑紫に着いたらそのことを恋しく思うだろうなあ。
草枕 旅の丸寝の 紐絶えば あが手と着けろ これの針持し (巻20-4420) ← 歌をクリックすると注釈へジャンプします。
(大意) 草を枕の旅の途中、丸寝の紐が切れたら、この針を持って私の手と思って着けて下さい。
下の写真は、金程万葉苑の案内立て札です。
行き方
最寄り駅小田急線新百合丘駅から、バスで15分程、又は、徒歩20分程のところにある金程万葉苑の入口に万葉歌碑があります。下の地図のマークのところです。