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埼玉県北川辺町鷲神社の万葉歌碑

埼玉県の北東に位置し、茨城県、栃木県、群馬県に接する北川辺町(現在、加須市)の鷲神社にある万葉歌碑を訪ねてきました(2010/4)。下の写真です。

埼玉県北川辺町鷲神社

真久良我(まくらが)の 許我(こが)の渡(わたり)の 韓楫(からかぢ)の 音高(おとだか)しもな 寝(ね)なへ児ゆゑに (巻14-3555) ← 歌をクリックすると注釈へジャンプします。

(大意) (真久良我の許我の渡しの韓楫の音が高いように)噂が高く立ったなあ。未だ共寝をした娘ではないのに。

ここは、渡良瀬川が利根川と別れるところに位置しています。万葉の時代、この辺りは、許我(こが)と呼ばれていたようです。最寄り駅は東部日光線の新古河駅です(埼玉県です)。前に茨城県の古河市の万葉歌碑について書きましたが、その古河は、渡良瀬川の対岸になります。

下の写真の町教育委員会の説明板によると、古河から西の広い一帯はまくらがと呼ばれる水郷地帯だったことがで分かります。今ここは、古河渡(こがのわたし)として県指定旧跡になっています。

埼玉県北川辺町説明板

所在地

埼玉県加須市向古河 鷲神社境内

行き方

東武日光線新古河駅の南東300m程のところにあります。北川辺町には鷲神社がたくさんありますので注意して下さい。新古河駅の南東の、渡良瀬川沿いです。

なお、このあたりは現在、加須市になっています。詳細な住所は不明ですが、歌碑の位置は下の地図のマークのところです。