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静岡県富士市広見公園の万葉歌碑

静岡県富士市広見公園の万葉歌碑を訪ねてきました(2010/7)。広見公園は、富士市の歴史が楽しめる総合公園になっています。歌碑は、下の写真にあるように、非常にユニークな二体の人型で構成されています。右側に万葉仮名、左側に読み下し文が刻まれています。

静岡県富士市広見公園

天(あま)の原(はら) 富士(ふじ)の柴山(しばやま) 木(こ)の暗(くれ)の 時移(ゆつ)りなば 逢(あ)はずかもあらむ (巻14-3355) ← 歌をクリックすると注釈へジャンプします。

(大意) この夕暮れが過ぎていったならばもう会えないのだろうか。

所在地

静岡県富士市伝法46−1 広見公園内

行き方

JR東海道線富士駅の北東4km程に位置します。西富士道路広見ICの北東隣に広見公園があります。歌碑は公園の中にあります。

歌碑は歴史民俗資料館隣、と説明してある資料もあります。実際、公園の北東に接して歴史民俗資料館があります。しかし、歌碑は公園の中にあると考えたほうが分かりやすそうです。公園の中にはいくつかの遺跡が復元され展示されており、その中の「東平遺跡竪穴住居」の北側斜面の上に歌碑があります(→ 地図のマークのあたりだと思うのですが、記憶があいまいになっており、不正確かもしれません)。なお、これら遺跡は、歴史民俗資料館の屋外展示であり、そのために、歴史民俗資料館隣、との説明になっているのかもしれません。あるいは、過去に、どちらかが移設されたのかもしれません。