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横浜市青葉区みたけ台の万葉歌碑

横浜みたけ台の祥泉院にある万葉歌碑には、武蔵国都筑郡の防人夫婦の歌が書かれています。なお、当時の都筑郡は今の横浜市の都筑区よりもかなり広く、青葉区も含まれていました。

わが行きの 息衝(いきつ)くしかば 足柄の 峰延(は)ほ雲を 見とと思はね (巻20-4421) ← 歌をクリックすると注釈へジャンプします。

(大意) 私の旅が胸を苦しくしたら、足柄山にひろがる雲を見ながら、しのんでくれ。

わが背な を筑紫へ遣りて うつくしみ 帯は解かなな あやにかも寝も (巻20-4422) ← 歌をクリックすると注釈へジャンプします。

(大意) わが夫を筑紫へ旅立たせて、いとしいので帯は解かずに、あやしくもねることかなあ。

横浜みたけ台

歌碑の説明

上の写真は逆光だったためもあり、不鮮明でした。下の写真のように、横に立て札があり歌が書かれています。

横浜みたけ台立て札も

この碑に刻まれた二首は、横浜の旭区白根公園の碑の二首と同じです。そちらの項も参照してください。

 

所在地

横浜市青葉区みたけ台32 祥泉院内

道順

田園都市線藤が丘駅から徒歩15分ほどです。藤が丘駅から、もえぎ野公園の前を通り、15分ほど歩くと祥泉院につきます。歌碑は、バス道路をちょっと入ったところにある門から入ります。みたけ台公園側です。下の地図のマークの位置に歌碑があります。