MRF429を4個使うSSPAの入出力リレーを製作する。
過去OMRONのLY-4シリーズで製作した同軸リレーは144MHz帯でも問題のない動作を示していた。
ここでは秋葉原の鈴商より購入した松下電工のリレーAR1021を使ってみた。
このAR1020はLY-4の様にリレー内にリード線を使用せず可動接点がシーソー状に動く構造になっている。
したがってLY-4よりはハイフレまで安定に使えるだろうと、以前130MHz用同軸リレーを製作したが、思った程にf特が伸びなかった。
配線材料が1.6mmのスズメッキで経路長も若干長い事が災いしたと思われ、今回はリン青銅片で行った。
これにより144MHzバンドまでSWR=1を得ている。
このリレーは切り替え時間が早く(30ms以下)フルブレークインにも対応できる。
写真は製作した2回路2接点の同軸リレー。コネクタはHPAへの入力用はBNCを使用し、他はすべてMコネとした。リレーAR1020/SP2-DC12V。
AR1020の側面に見えるリン青銅板がシーソー型の可動接点片で、中央がコモンで長手方向にMake接点とBreak接点がある。これが両側面に組み込まれている。
一見すると相当ハイフレまで使えそうな感じがするが、周辺の引き回しに注意しないと中々f特が伸びない。
Case:TAKACHI TD5-8-3N
CN:M-BR & BNC
DC:Mold DC-Jack
Relay:AR1020/SP2-DC12V/Matsushita
Wire=リン青銅片・テフロン線(HPA Input)
SWR=1 at 145MHz