ステレオアンプのリモコンでAC-LINEをON/OFFする…その2(Jan 17. 2019)
はじめに
PioneerのX-CM32BT-Wと称するデジタルステレオアンプで真空管アンプを駆動している。
今年になり直熱3極管300Bのシングルステレオアンプを製作し使用回数も上がった。
デジタルアンプからDC出力を取り出しSSRを駆動して出力回路でAC100Vの開閉を試みていたが、イマイチ動作が不安定だった。
すなわち予兆も無く電源投入時に真空管アンプ側のACヒューズが飛ぶなどの現象が発生していた。真空管回路のAC入力はシャシや出力側から絶縁されたトランス回路なのに何故?となる。考えられるのはトランスの静電容量によるサージ位しか考えられない。
ちなみにシャシやアースから浮いた回路、電球やヘアドドライヤーでは全く問題は無い。
_ それで当初使用していたSSRをやめ、代わりに秋月電子のSSRキットを試した。これが、当初は良好に動作し快適だったのだが、動作中SSR基板を触っている家にやはり真空管アンプのACヒューズが飛んだ…何故?。
考える間も惜しくなり、結局SSR出力でAC100Vリレーを駆動し、その接点でAC回路を開閉する2段構えにして安定動作を得ることにした。当然だが動作は極めて良好になった。
X-CM32BT-Wとリモコン
写真は木製棚に取り付けたAC100VリレーとSSR基板。SSRの駆動は未だワニ口でつなぐ実験状態。 下はその回路図。本来はSSRのみで動作する筈なのだが、ヒューズが飛ぶ原因は究明する必要がある。
しかし半導体機器リモコンに連動する真空管アンプの使い心地はすこぶる良い。絶対にお勧めである。