Feb 19. 2003  「リニアー・アンプ製作集」(誠文堂新光社版)届く

これもYahooオークションでゲットした誠文堂新光社発行の「リニアー・アンプ製作集」。1979年4月6日発行の新装発行版で「これからのハイ・パワー・テクニック」と副題がついている。前年の1978年に初版が発行されているが表紙デザインが異なる。定価は\1800。アマチュアの書いた製作記事はそれぞれに考え方や価値観があって面白い。CQ出版社の「リニアー・アンプ ハンドブック」と並んで、ハイパワー技術を目指すアマチュアの良きバイブルだった。当時発刊された事を知らず、気がついた時には既に絶版になっていた。本の程度は良く、因みに落札額は定価の倍以上である。


Feb 13. 2003  DELICA A3X届く

YahooオークションでゲットしたDELICA(三田無線研究所)のアンテナインピーダンスメーターA3Xが届いた。写真の右から2番目がそれ。一番左にあるMFJ-259やその隣のKuranishiのBR-400等は50Ωに対するSWRを直接表示してしまう。便利なのだが、虚数部分が+j側なのか-j側なのか分かり難い。周波数を上下して何とか傾向を掴むわけだが、このA3XはそれをVCを使う事でキャパシティブなのかインダクティブなのかが分かる。但し信号源は内蔵されていないのでディップメーター等を使う。一番右はDELICAのデジタルディップメーターDMC-470。5mm厚程度のベーク板とビスが付属しており、DELICA製品ならA3Xと一緒に固定する事が出来る。こうした測定器はアンテナ調整に限らず、アンプの入力回路や、タンク回路の整合状態を見るのに必須なツールと言える。


Feb 10. 2003  文豪ミニ7RXのリボン駆動不良修理

製作中の144MHzアンプでレタリング作業を行った。画を粘着フィルムにプリントアウトしたらリボンが巻き取れない。途中からリボンがはみ出し、プリントアウトどころではなくなってしまった。以前から巻き取り側が弱かったのだが、放っておいたつけがついに回ってきた。購入が1990年頃なので、補修部品の保管年数を過ぎていると、大阪のカスタマーセンターは冷たい返事。以前も同じ体験をしており、そのときは部品で購入させてもらった事を思い出した。名古屋市東区大曽根のNECフィールディングを尋ねたら、なんとしっかりと部品を保管してあった。念のため2個購入し持ち帰った(@\500)。実は本体背面にSCSIコネクタと自作SCSIボードが取り付けてあり、そのままではサービスの方が驚かれ「対象外」とされる可能性があるため、何時もこのやり方でやっていた。同じトラブルで廃棄を待っているワープロが生き返ります。写真は補修部品の「マキトリボビンユニット」(左)とNGになった部品(右)。初期の構造はプラスチックフックのみの固定で経年劣化で飛び出してしまうが、後期は中心にビスをねじ込んで対策してある。


Feb 9. 2003  一ヶ月ぶりの帰省

本日一ヶ月ぶりに田舎の清水市に帰った。「清水」という呼び名も2003年3月31日で無くなってしまう。実に寂しい。JCCリストからも消えてしまうので、未交信の方は今のうちに交信を済ませてください。写真は東名高速道路上り線を走行中、静岡市から清水市に入った辺りで撮影した富士山。余りにも天気がいいので慌ててデジカメを取り出し、カミサンが撮ったモノ。

思い出の「魅惑の真空管アンプ」

先月、フランスのGuyさんと言う方から「6080オーディオアンプ」の回路図について問い合わせがあった。概略はメールでお知らせしてあったが、帰省に併せてその原典となった「魅惑の真空管アンプ」を持ち帰った。本当の原典はRCAのチューブマニュアルまで遡るのであるが、これらは6080ではなく同等管の6AS7によるものである。写真は昭和48年4月に名古屋で購入したものであるが、前年の昭和47年7月31日が初版出版日。出版当時は高校3年だったが定価\1000は高価で手が出なかった。国内では未だ盛んに真空管が作られていた時代で裏表紙には、東芝が6GB8をあしらった広告を掲載している。受信管が国内生産されなくなって久しいが、真空管の人気は途絶えるばかりか、世界中の真空管が国内で流通するようになり、オーディオ雑誌を賑わしている。


Feb 8. 2003  「FL-2100Z」届く

Yahooオークションで落札した八重洲無線のFL-2100Zが届いた。購入の目的は球やトランスを入れ替えてパワーアップをもくろんでいたのだが、中を見てビックリ。「こりゃ新品と変わらない」と思わず呟いてしまった。余りにも綺麗なのでその目的が揺らぎだしている。
中を見て気になった事が他にある。タンク回路のアース回路が鉄板のシールドボックスに余りにも依存しすぎている。信号源に速やかに最短でリターンする回路が考えられていない・・・このままじゃ筐体輻射が多くて使う気にならない。例えば、写真右のプレートVCのローターは、シールドボックス側面にハンダ上げされている。信号源(球)→プレートVC→コイル→ロードVC→負荷のホット側は良くても、信号源に戻るコールド側の回路が曖昧と言えないだろうか。なおプレートVCは国産120PFでロードVCは米国製513PF/3連である(FL-2100は全て国産のVCを使用していた)。
さあこれをどうするのか・・・ますます物持ちが良くなっていく。入手先は名古屋市南区のOMで、早速御礼のメールを差し上げた。