JH2CLV's Topics & Memorandam
February 2017

Mar 1 友人からトラップコイルのチェック依頼
写真は友人のJA2IYJ山田氏から届いた共振周波数10MHzの同軸トラップ。10MHz逆Vアンテナの端に入れ、その先に7MHzのエレメントを追加してデュアルバンド化を目指す模様。そう言えば四半席前の名古屋時代、アパート屋上にトラップ入りのダイポールやスローパーを張った。当時の記憶が鮮明に蘇ってくる。コイルはエアダックス、コンデンサは村田の高圧セラミック。ベアフットだからそんなに耐圧は要らない。しかしむき出しのコイルは雨に濡れると共振周波数が変動しSWRに影響した。山田氏のリクエストは正確な共振周波数の測定。DELICAのディップメータを突っ込んだら9.83MHzに共振点。同軸の両端のピッチを目一杯広げると10.12MHz辺りに共振点が上がる。作りっ放しの様だが、こりゃ中々再現性があり自分でもやりたくなった。ちなみにトラップは机の上に置いて測ると共振点が下がるので、空中で測るのがコツ。写真は縁側のアクリルカーペット上だが、これだと約10KHz程度下がる。10MHzバンドなら影響は少ないだろうが、1.9MHzバンドでは大だ。もっとも1.9MHzではそんなに変動はしないかも知れない。山田氏へは早々に状況をお伝えし、写真とデータをメールに託した。自宅の1.9/3.5MHz逆Vもこの方式に変えようかと気持ちが動いている。コイルデータはRG-58AU/Φ50mm/6.7T。

Feb 25-26 リモートシャックWindomアンテナが捉える中波AMラジオ…予想外
この週末は浜松で仕事があり休日出勤が続いた。貧乏暇なしだ。
リモートシャックの発電機始動が、連日氷点下なのに安定だ。1月から起動回数が130回あったが、平均する1.8回の始動トライで起動に成功している。農耕用でリコイル式エンジンを良く使うが、この数字は驚くべき値だ。それに気を良くしてBBSへそのデータを追記した。ところがその晩、5回やっても起動せず、時間をおいて更に5回やってもウンでもスンでもない。発電誘起アンサーが返ってこない。別件でAMラジオの受信レベル測定もあったので、25日20時半頃リモートシャックへ赴きローカルでPCから始動するもダメ。こう言うときの奥の手、起動に失敗し開いたままになっている電磁スロットルを閉じ始動を試みると一発起動。それ以降はいつもの調子に戻っている。
ところで画像は26日6時半頃、リモートシャックのWindomアンテナが捉える中波AMラジオ放送波。ピークは地元ローカル局のJOPK(880KHz/10kW)。山間の自宅では+3dBmものレベルを示すので、見通しのリモートシャックならそれ以上のレベルかと予想した。ところが、それに反して8dBも低い値を示した。地表波伝搬の中波は大地の誘電率の影響を受けていると思われる。面白いデータに一喜一憂している。画像をクリックすると拡大します。

Feb 18-19 残り僅かな青島とリモートシャックにスペアナ
写真は青島ミカン最後の選果の様子。カミサンと加勢に駆けつけてくれた藤枝姉。1月以来続いていた貯蔵ミカン撰果の終焉であるが、実は残った格外品がありこの処理を考えなければいけない。昔なら家で瓶詰やジュースにしたものだが、今はそんな面倒な事はしなくなった。味は変わらないのだが見た目だけで荷受けされないのは寂しい。自家食と友人知人に食べてもらったりで消えていく。この撰果作業、1人で作業していると寂しいものだが、複数で世間話やバカ話をしていると時間の経つのも忘れてしまう。ラジオで駅伝等の放送があるとそれをネタに盛り上がったりする。
オンマウスは、懸案のリモートシャックで受ける地元中波AMラジオ局の受信レベル調査の準備状況。実は日没前にスペアナを持ち込んだのだが、画面コピーをFDに収録しようとSAVEボタンを押す誤操作したため、この日は目的を果たせなかった。暫く使っていないと言うより、雨を凌ぐために収容箱の空きスペースに合わせて横向きに置いたのが運の尽き、向きが変わると感覚が変わりCOPYボタンを押せば良いところを、しつこくSAVEボタンを押してしまい、妙なメニュー階層へ迷い込んでしまい困惑。FDに収録することが出来ないのだ。こんなことがある筈ない思い込んでいる内にドツボ。結局時間切れでこの日の測定は諦め家路を急いだ。

Feb 11 39年振り、旧友との再会
昨年、佐久間在住の旧友Y氏とFACEBOOK友達になった。15年程前の東京時代から時々メール交換があり、それ以前は年賀状のやり取りのみだった。FACEBOOKは書き込みがあるとメール案内があり便利な時代になった。最近県西部を訪ねることが多く、10日〜11日も三ヶ日を訪ねることになっていた。出発前にFACEBOOKでその旨知らせると、11日朝「昼頃行く!」と返信。内心「ホント?」だったが、39年振りの再開はいとも簡単に実現してしまった。39年の思いを一気に語るには時間不足だが、近年にないサプライズで大変有意義な時間を過ごした。Y氏は1978年当時佐久間町役場広報に居られ、取材や中継で大変お世話になった。当時は初々しい青年であった。現在は写真の如くお爺さん(失礼!)の様相だ。これは、JA三ヶ日ふれあい広場でのツーショット。私より2つ先輩だが、この年になると2つは誤差の範囲だなぁと感ずる。オンマウスは1978年9月20日、佐久間で行われた番組でお世話になった時の寄せ書き。佐久間ダムの歴史本の表紙裏に、スタッフ全員がサインしたもの。39年間大切に保管されていてビックリ。既に亡くなられた先輩が4名もおり、しばし感慨にふけった。このことを帰宅してカミサンとの話題にして盛り上がったが、恐らくY氏もそうだったに違いない…と勝手に想像する。

Feb 8 ローテータケーブル処理とziVNAuテスト
リモートシャックのタワーには友人からQSYしたローテータが当初より設置してある。ところが免許申請には直接関係ないと、動かすのは後回しになっていた。さすがに半年も経つと何とかしたくなり、材料を買い求め準備を始めることになった。写真は先週届いた0.5sq×6芯ケーブルの両端にY型圧着端子を取り付け、伸縮kチューブで保護した様子。工房は寒いので暖房の有る居間で作業を行い、ファンヒータの熱風をチューブに当て縮ませている。Y型にしたのはビスを外すのが面倒だし、落としたら大変とするリスクへの配慮。余談だが、世の中にはこのY型(U型)を嫌う御仁が居られて苦慮する。抜け落ちると言うのだが、一定の力で締めれば普通の場所なら何ら問題は無い。それより作業性の低下の方がもっと問題だ。
オンマウスはziVNAuで取ってみたクリスタルフィルタYD300Dの周波数特性。これに遅延特性等を重ねられるがゴチャゴチャするので振幅特性のみにした。昔ならスイープジェネにオシロスコープ、ちょっと前ならトラジェネにスペアナの組み合わせで作業したものだが、今は掌に乗るアダプタとPCで出来てしまう。場所を選ばず、しかも得意とするのはベクトル表示だから恐れい入る。RFワールド誌の第2陣頒布も受け付け中なので是非お試し頂きたい。

Jan 30-Feb 3 連日由比・浜石岳方面で外勤
1月30日(月)から2月3日(金)まで所用で浜石岳と由比町に通った。連日稀に見る好天で、陽ざしの方向により微妙に様子が変わって行く富士山を堪能した。写真はNTT浜石無線中継所付近より撮影した富士山(2月3日15時頃)。浜石岳は標高707mもあり、この付近ではひときわ高い山。西を望むと静岡市の竜爪山や高山が見え、その手前南方の眼下にNTT山原中継所が見える。そして更にその手前には、リモートシャックを設置した大峰も見えるが、標高400m近くあっても低い印象すら受ける。しかし何処からも見える浜石岳と異なり、近傍の市街地は遮蔽されていて人工ノイズは絶対に少ないだろうと、やせ我慢の呟き。
オンマウスは由比町秋葉神社付近から撮影した赤富士(30日17時頃)。夕方になり陽が沈む頃になると、この様に赤みを帯びた富士が見られる。明日の好天を予感させる富士だ。