蛍光灯の不具合対策・・・まさかの半田付け不良(May 6, 2012)
蛍光灯が1点かない
寝床の蛍光灯はFL-20が2本取り付けてある。それに2個のグローランプと1個のナツメ球。蛍光灯とグローランプはセットで、電気少年ならご存知のとおり、グローランプは蛍光灯の放電開始を促がしてくれる。
さてこの蛍光灯の1本が気がつくと点灯していない。てっきりグローランプだろうと思い、相互に入れ変えてみるが様子は変わらない。
では蛍光灯?という事でこちらも入れ替えるが、そのうち良い方まで点かなくなり全く用を成さなくなった。その様子を見上げてカミサンが笑っている。
様子を診る
どうもタヌキに化かされたような雰囲気。こりゃまずいと器具を天井から外しテスターで導通を診る。すると蛍光灯ソケットの接点片とリード線間が不通。 ソケットは2本のリード線が銅製接点に半田付けされプラケースに収められている。ケースには蓋がありピン1本が打ち込まれ固定されている。これを注意深く外し中を見ると唖然。全てで半田付けが外れている。リード線は半田メッキ状態だが、接点側には全くその気配がない。蛍光灯を取り付けるとき接点がたわむ事も考えられる。それで半田が剥離したと考える向きもあるかも知れないが、そんな力どう見ても掛からない。はっきり言って不良品だ。



写真左上は全く半田痕の見えない接点と半田が浸透したリード線。それにしてもよくこんな状態で何年か使っていたものだと苦笑する。
写真上は接点に再半田を行りリード線を取り付けた様子。
写真左下は蛍光灯ソケットに実装した再半田済みの接点。

まとめ
物の修理も物作りと同様に色々なことを教えてくれる。
余談だが、この件では早合点して蛍光灯器具を新規購入してしまった。おまけに最近のインバータ方式でワイヤレスリモコンで動くモノ。使途に困ったが無理やり引っ掛けシーリング工事を行った屋根裏シャックに活躍の場を確保した
さて、今回の事例は部品レベルからのチェックを怠ってはいけないという良い例だろう。
メーカーさんには恐縮だが、もう少し心のこもった半田付けを心がけて欲しいと願う・・・。