Jun 24. 2004 富山県八尾町から「蛍のたより」

「八尾の住人」こと同僚のS氏が最近帰省し、写真のような蛍の飛ぶ風景を撮影し送ってきた。こんな風景が未だ国内でも見えるのかと目を疑ったが、S氏のメールには「この夜は未だ少ない方・・・」とあり、先週は乱舞する様子が見えたそうだ。しかし6月も終わりに近づき既にピークは過ぎているらしい。この写真の素晴らしいのは人里離れた山や川の蛍ではないことである。民家の近く、すなわち人の生活が近くにあっても平然と飛んでいる姿に感動を覚えないだろうか。
オーナーの田舎は静岡市清水であるが、昭和30年代前半(当時は庵原郡庵原村)は家の周りは田んぼで良く蛍を捕まえたものだったが、こんなに飛んでいるのを見た記憶がない。戦前より行われていたミカン栽培で使用した農薬が、蛍の生態に影響を及ぼして来た結果だろうか。我々の子供の時代である昭和30年代前半には激減してしまったと考えられる。
それにしてもこれだけの自然がある富山の八尾町ってのは本当に羨ましい。人は言葉巧みに状況を偽りながら生きる事ができるが、植物や昆虫はそんな器用な事はできないから・・・。こうした風景が日本全土に復活する事を夢見る想いである。

Jun 23. 2004 地上デジタル放送のべリカード

昨年(2003年)12月1日より始まった地上デジタル放送の受信報告をすると、写真の様なべリカードを発行してもらえる事が分かった。
担当者によれば、このカードはNHK名古屋の瀬戸デジタルタワーからの放送(JOCK-DTV・JOCB-DTV)が対象で、今秋に開始予定のNHK岐阜(JOOP-DTV?)や来春に開始予定のNHK津(JONP-DTV?)は対象ではないとの事。
電気店に置いてある受信報告用のハガキに必要事項を記入し切手を貼り投函すれば郵送されてくる。記入内容の中に受信レベルと言う項目があり、これは受信機やチューナーのリモコンメニューでTVに表示された数字を記入する。その他の記入項目は氏名・住所・受信開始日・アンテナ種別・BS受信の有無などで、アンケート的要素が加味されている。
送られてきたカードの右上には手書きの番号が記入されている。オーナーが受領したカードにはNo.300-0006と記されていたが、これは「愛知県の6番目か?」と勝手に想像している。

Jun 21. 2004 台風6号の影響でTVアンテナが倒壊

6月21日午前に高知県に上陸した台風6号は瀬戸内海・兵庫県を超え日本海に抜けていった。進路の東側では多量の雨と風を残していった。我が家のTVアンテナはその風の影響をもろに受け、北側に倒壊してしまった。早々に管理会社が対応してくれてアンテナや支柱の撤去を行い、26日(土)に新しいアンテナを設置してもらえる事になった。
写真は倒壊したTVアンテナ群を撤去した屋根の様子。アルミボトルを使ったデジタルTV用アンテナは無事だったが60℃程度回転してしまった。しかし受信には支障は無い。左の白いポールはPG-1000(10mグラスポール)でHF逆Lアンテナに使っている。またこの逆Lアンテナを反対側で釣っていた釣竿ポールも南側に倒れてしまった。
アナログTVはワッチできなくなったが、アルミボトルダイポールのおかげで地上デジタル放送を受信することが出来る。自然の猛威には人は逆らえない・・・じっと静かに見守るのが一番ということか。
その後6月23日、予定より早くアンテナが設置され一安心。オンマウスカーソルで見ることが出来ます。

Jun 12. 2004 BSアンテナNGで交換・・・アルミ・ボトル・ダイポールで地上デジタルTV受信

BS放送が有料化になる前から使用していたBSアンテナがついに壊れた。幾日か前にカミサンから「BSが写らない」と言われていたのだが、方向がずれた程度の軽い気持ちで取り掛かってみると全く不感。真面目に見みるとLNB(ローノイズブロック)のホーンキャップが無くなり中を覗ける状態に気づいた。またアンテナを外して傾けたら、何とLNBのホーンから多量の水が流れ出した・・・これじゃダメだ!。
このアンテナは当時のAJT(全日本テレビサービス、現NHKアイテック)製でToshibaよりOEM供給されていた、旧型の60cmオフセットパラボラアンテナである。既に10数年使っており完全に元を取っているので修理など諦め、単身赴任中に川崎で使用していたマスプロの38cmオフセットパラボラアンテナに即変更した。面積比で約2.5:1なので、アンテナ利得にするとG=10log2.5=約4dBの差になるが、LNBのノイズフィギュアは昔と比べ相当改善されていると思われるので使用上の違和感は無い。昨日秋葉原から買ってきたBS/CS分配器で3分配したがチューナーのBSレベル表示は「58」を示した。
写真は取り外した60cmオフセットパラボラアンテナと、オンマウスカーソルで新しく取り付けた38cmオフセットパラボラアンテナが見える。また、これも本日交換した地上デジタルTV受信用のアルミ・ボトル・ダイポールアンテナも見える。写真をクリックするとアルミ・ボトル・ダイポールアンテナによる受信テストデータを見る事が出来ます。非常に広帯域で良好なデータを取得しています。なおフェンスへの取り付け金具はマスプロのKBM60-30を使用している。

Jun 11. 2004 雨の秋葉原に立ち寄る

東京で所用があり同僚と上京した。帰り道に一ヶ月振りに秋葉原を訪ねた。同僚も自作好きで、早々に秋葉原の街に消えていった。あいにくの雨にもかかわらず混雑具合は写真の通りで、地方から出てきた者にとっては「お祭り状態」以外に言葉が浮かばない。
今回は、製作中のリニアアンプのケースがやや小さいため、その上のサイズを購入するのが主目的であった。ラジオデパート2FのSS無線で物色し宅配をお願いした。写真は18時頃の総武線ガード下の様子と他の購入物。左上はBS/CS対応のIF4分配器で何故かOAリサイクルで破格の\300。右上はOMRONのLY-4で奥の2個は24Vでラジオセンターのパール無線で、手前の1個は12Vで鈴商で購入。一番手前は既に生産完了したToshibaのツェナー1S262(4.5V/10W)で、ラジオデパート3Fのキョードーで10個まとめて\1.5Kだった。4.5VでTL-922の1S265(7.5V)と比べ電圧が低いが保守部品として使えるだろう。
携帯電話の電池がカラになりDocomoショップで充電したりもあって、2時間も雨の中を歩き回った・・・秋葉原は時間経過を忘れさせる不思議なところだ。

Jun 6. 2004 町内会の美化活動

今日6月6日(日)は町内の美化活動の日だ。美化活動と言えば聞こえが良いが、実は「どぶさらい」と矢田川土手の「ゴミ拾い」である。8時からの予定であったが、朝から雨が降り出したため8時前より作業が始まっていた。皆さん意識が高く、雨が強くなる前に何とかしようと考えたようだ。しかし雨は強くなる方向のため、作業を簡素化して8時過ぎに早々に切り上げる事になった。
それにしても土手の草むらや側溝に平気でゴミを投げ捨てていく人の心理は分からない。毎年町内の皆さんがこうしてゴミ拾いをしている事を知っているのであろうか。人工的なゴミが無くなる事を願っている。
年に一度の行事であるが、地域の人とのコミュニケーションが図れる貴重な時間でもある。

空気清浄機分解修理

子供の部屋で使用していた空気清浄機(松下電器F-P06S1)が壊れてから久しい。町内の清掃も早めに終わったので真面目に修理を行うことにした。電源が入らない様なのでAC100Vが何処まで届いているか確認した。最初は内部基板上にあるヒューズ(2A)かと思ったが違う。この機械はAC入力回路に2個のマイクロスイッチによる安全回路が設けられている。前面蓋とフィルターを外したらAC100Vを強制カットする仕掛けになっているのだ。それで電圧を当たっていくと整流ダイオードまで達していない。調べるとマイクロスイッチ回路を基板に接続するコネクタの一つが接触不良を起こしていた。コネクタの接触を馴染ませ、基板の再ハンダを行った。これにより無事復旧。作業時間は1時間に満たなかった。オンマウスカーソルで見える基板の右側が接触不良を起こしたコネクタ。コネクタ右は2Aヒューズ、奥はチョークコイル、更に整流ダイオード。普通は修理するより買った方が安いと捨ててしまうのだろうが、ちょっとした好奇心で中を覗いてみると些細な事が原因で動かなくなっている場合が多い。またメーカーさんの物造りにかける考えを見るようで面白いし、何より人の作った物を見ることは勉強になる。

Jun 5. 2004 快晴の一日・・・飛行機雲

今日は一日中天気が良く、気温も30℃近くまで上昇した。余りにも天気が良かったので、三国山の無線タワー群を近距離(瀬戸市内)から程良きサイズで撮影できないかと陽が傾いてから探し回った。ところがやはり足元近くまで行くと高い所に登っても余り良いアングルにならない。1時間以上来るまで探し回ったが結局諦めた。むしろ尾張旭市まで離れて、空気の澄んだ日に望遠で撮影するのが良さそうだと言う結論に達した。
写真はその帰り道に空を見上げたら飛行機雲が確認できたため車を止めて撮影したもの。時間は18時30分頃、東からやってきて頭の上を通り過ぎ、そのまま西へ飛んでいった・・・旅客機だと思われる。レンズは59mmでシャッター速度1/100秒の手持ちであるが、電柱にカメラを寄せほぼ真上を向けて撮影した。

部屋の出窓に棚を組み込む

シャックが余りにもゴチャゴチャしていたので、棚を製作し部屋の出窓に組み込んだ。最近は便利な材料があって、柱と板が部品として売られている。柱は10cm間隔で板の高さを決める溝がある。板は定尺物しかないので、やや長目の物を店で切って貰った。出窓の内幅をクリアランスを見て165cmとし、柱の突起が約10mmあることから定杓182cmのを163cmに切った。これで組み上げたら確かに木の部分はびったりだが、木ネジの突起を計算に入れるのを忘れ入らない。一瞬顔面蒼白状態だったが、ドリルで浅くさらい木ネジを埋める事で見事解決。
写真は整理した様子で、大分綺麗になったと自己満足。下段には知る人ぞ知る「文豪ミニ7RX」が2台並んでいて、更に押入れに1台、実家に1台と言うのは殆ど病気と言えるだろう。中段には初めてWindows95を動かしたかつての国民機NEC98シーリーズのPC-9821Ap2が見える。最上段は今年3月入手したレストア中のFT-201と、昨年2月に入手した殆ど新品のFL-2001Zが見える。単身赴任を解消して2年経つが殆どがその間に手に入れたものばかりである。

Jun 1. 2004 今日は「電波の日」・・・今月も宜しくお願いします!

今日6月1日は「電波の日」です。アマチュア無線のように、直接電波を媒体とする趣味は、他に余り例が無いと思います。電波を使って国内外のアマチュア局と交信したり、そのために無線機やアンテナを自作(実験)したり、私達の趣味が電波の存在により成立していることに改めて気づきます。そしてその存在に感謝する次第です。もし電波の存在が無く、或いはこの世界にのめり込まなかったら「自分は一体何を楽しんでいたかなぁ・・・」なんて思ったりもします。小学生のときに聴いていたラジオの雑音が、カミナリの雷光に同期していることを初めて知ったことが電波との出遭いでした。そして模型のモーターや蛍光灯など電気製品の殆どは電波を出すことを知りました。私の”電波観”はこうし生活や自然の中の「不思議」からスタートしています・・・みなさんの場合は如何でしょうか?。
Let's try the handmaking & DXing!と言う事で、今月も宜しくお願いします!