綠樹暗長亭。 幾把離尊。 陽關常恨不堪聞。 何況今朝秋色裏, 身是行人。 淸涙 ![]() 各自消魂。 一江離恨恰平分。 安得千尋橫鐵鎖, 截斷煙津。 ![]() |
浪淘沙******************
丹陽の浮玉亭 席上の作
綠樹 長亭に 暗く。
幾たびか 離尊を 把る。
「陽關」 常に恨みて 聞くに 堪へず。
何ぞ 況んや 今朝 秋色の裏(うち),
身は 是れ 行人なり。
淸涙 羅巾を(うる)ほし。
各自 消魂し。
一江の 離恨 恰(まさ)に 平分す。
安(いづく)んぞ 千尋の 橫ざまなる 鐵鎖を得て,
煙津を 截斷せん。
2002.5.14 5.15完 |