黑山頭
立功自願木蘭裝,
十二年後還故鄕。
惠女楚囚過二紀,
倣琰何日帖花黄。
功を立てんと 自ら願ふ 木蘭の裝
(よそほひ)
,
十二年後 故鄕に 還
(かへ)
る。
惠女 楚囚に 二紀を過ぐ,
琰
(えん)
に 倣
(なら)
ひて 何
(いづ)
れの日にか 花黄を帖
(は)
らん。
拉致事件を詠んだものです。
****************
・木蘭:
出征十二年で、功を立てた(漢魏期の)女性
。
・恵女:
横田めぐみさん。
・楚囚:
とらわれた楚の人で、いつも楚のかんむりをつけて故郷を忘れなかったという。とらえられて他郷にある者。
・一紀:
十二年。
・琰:
蔡琰。蔡文姫。漢末魏初の女性。胡(匈奴)に拉致された
。後、曹操が金銀を以て、中原に取り戻した。
・帖花黄:
若い女性の身繕いの一。木蘭
は最後にこれをして、周囲を驚かせた。
平成十八年五月十八日
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