當麻暮色
向晩駛車出故門, 公孫葉舞未黄昏。 夕陽遙沒葛城嶺, 山影餘暉映舊村。 |
向晩 車を駛して 故門を 出づ, 公孫 葉は舞ひて 未だ 黄昏ならず。 夕陽(せきやう) 遙かに沒す 葛城(かつらぎ)の嶺, 山影 餘暉 舊村に映ず。 ******************************** |
気分的に堪らないものがあって、当麻の方へ行った。真っ黄色の公孫樹がちょうどはらはら、はらはらと散っていた。路上は黄色く敷きつめられていた。夕陽が、西方の二上、葛城の彼方へ沈もうとしていた。黒いシルエットの山なみの下に当麻の村があった。 |
平成十八年十二月十日 (十二月十九日改) |
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