應~春色
羽曳野原河内村, 蒲公英路惜餘春。 紫紅吐艷帝王錦, 故里千家各自栫B |
陵の樹の黄、白、紫、赤の花と、色々な緑色の葉。 | 西側から見た応神天皇陵。 | |
羽曳野の原 河内の村, 蒲公英(たんぽぽ)の路 餘春を惜しむ。 紫紅 艷を吐く 帝王の錦, 故里の千家は 各自に 桙驕B ******************************** |
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今日は、晴れたので、応神天皇陵の方へ行った。行くまでの道はすっかり春も闌になっていた。御陵の山には、紫の藤、赤い花、白い花…、そして、黄緑の葉、若緑の葉、濃い緑の葉…と、手を加えなくとも自然というものは美しい演出をするものだなとよく分かった。見事である。(写真では分かりにくいのが残念。)国木田独歩の『武蔵野』ではないが、河内野の武蔵野の美と詩趣がそこに遺っている。 帝王陵には帝王陵の春が、路傍には路傍の春が、庶民の家には庶民の家の春が、それぞれ公平に訪れているのである。 |
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平成十九年四月二十四日 |
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