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  水鼈子          

 金剛山下遠烟村,
 EE水田浮榊_。
 水鼈羣生梅雨日,
 秋收歡適去何堙。



金剛山下  烟村 遠く,
EE
(べうべう)たる 水田に  榊_(りょくひん) 浮く。
水鼈
(カブトエビ)は 羣なして生ず  梅雨の日,
秋收の歡適に  何
(いづ)れに去りて 堙(うづ)もれんや。

   ********************************
  梅雨の晴れ間、水田の緑の藻の合間に、まるで泡立つかのように、ぴくぴくとカブトエビが動いているのを見た。
  このカブトエビ、毎年水田が出来ると現れ、水田が姿を消すとカブトエビも消えている。どうなっているのだろうのか。
 
・水鼈子: カブトエビ。

平成十九年六月十七日

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