紅慶白福相抱擁
寶永悠遠三百年,
赤心慶福響鈴川。
請君莫忘台嘉譽,
不可使魚思故淵。
寶永は
悠遠なり 三百年,
赤心 慶福 鈴川に 響く。
君に 請ふ 忘るる莫れ 台嘉の譽を,
魚をして 故淵を 思はしむ 可
(べ)
からず。
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五十鈴川の流れを騒がす“事件”が起こった。毎日、しっかり報道されている。その“事件”をうたった。
(保質期虚構造假“事件”。)
創業悠遠寶永年,
赤心慶福響鈴川。
若使牡丹離萩餅,
能見紅福何處邊。
創業 悠遠なる 寶永の年,
赤心 慶福 鈴川に 響く。
若
(も)
し 牡丹
(ぼたん)
をして 萩
(はぎ)
餅と離れしむれば,
紅福に 能
(よ)
く見
(まみ)
ゆるは 何處
(いづこ)
の邊
(あたり)
にかならん。
これは、あんことおもちを離してはいけないよ、一緒でやっと一人前、という歌。
或いは、玉台体
にして、
鵄尾雙雙衝上天,
赤心常抱凌波仙。
假如萩與牡丹別,
焉忘雪膚甜餡纏。
鵄尾 雙雙 上天を 衝き,
赤心 常に抱
(いだ)
く 凌波の仙。
假如
(たと)
ひ
萩
(はぎ)
をして
牡丹
(ぼたん)
と別れしむれども,
焉
(いづくん)
ぞ忘れん
雪膚
(せっぷ)
甜餡の纏
(まと)
へしを。
脱がさないで
ネ
!という歌。
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・寶永:
宝永年間(1704年〜1710年)。
・台嘉:
…様の御愛顧。
・凌波仙:
女神。
・牡丹:
牡丹餅(ぼた餅)。
・萩餅:
おはぎ。
・雪膚:
白い餅肌。白居易の『長恨歌』
平成十九年十月十九日
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