國際主義
加國豆沙禹域糯, 海北混腴白戀人。 可以可以復可以, 日下開山亦是賓。 |
加國(=カナダ)の豆沙(=豆餡) 禹域の糯(=もちごめ), 海北の混腴 白き戀人。 可以 可以 復た 可以, 日下開山も 亦た是れ 賓。 ***************************** |
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□□餅は、中国産の糯米、カナダ産の小豆を使っていたことについての詩。「外国産」、まあ、もういいじゃないか、国際主義でいこうか…、ということをうたう。(でも、「もち米(国産)」と標示しておきながら外国産を使う、ということは、褒められたことではないが……。) (配料虚構造假“事件”。) ------------------- |
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・加國: | 加拿大。カナダ。 |
・豆沙: | 小豆などの豆で作った餡。 |
・禹域: | 中国のこと。 |
・糯: | もち米。 |
・混腴: | 混ぜ肉事件を指す。 |
・白戀人: | 白色戀人。「白い恋人」。 |
・可以: | もって…べし。よろしい。許されることの表現のことば(許可表現)。「ええぢゃないか」。これは幕末に流行った「ええぢゃないか騒動」(各地に伊勢神宮のお札が降ってきたので、人々は「ええぢゃないか、ええぢゃないか」と言いながら、お伊勢詣りに出かけた「おかげ騒動」)を謂うが、ここでは、「もう、いいじゃないか」の意と、下記の歌を指して使う。 「可以可以復可以」で、「ええじゃないか、ええじゃないか、ええじゃないか〜!伊勢の名物・□□餅はええじゃないか!」の歌を表した。 |
・日下開山: | 日の下開山。横綱を謂う。 |
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平成十九年十月二十二日 |
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