読者のページ |
これは風散士雅兄の作品で、読み下しも風散士雅兄です。
|
死刑制度 |
|
惨殺無辜大罪忘、 當今趨勢反秋霜。 雖刑存續乖倫理、 死者人權誰補償。 |
無辜を惨殺して 大罪は忘れ、 当今の趨勢は 秋霜に反す。 刑の存続は 倫理に乖くと雖も、 死者の人権は 誰か補償せん。 ********* ・無辜: 罪のない人。 ・秋霜: 秋霜烈日。ここでは刑罰の厳しいこと。 ・死者: 無法にも殺された人。(死刑囚ではない) <蛇足>我国には刑罰の極刑として死刑が適用されていて、その存廃には賛否両論もある。 作者・わたくしは、現在の司法制度に些か疑問を抱く。たとえば重罪を犯した殺人犯人に対して、司直は極刑の是非を勘案しなければならない。被害者遺族の精神的苦痛、また経済的の困窮には言及はしても、実行させる権限もなく現実性がない。又被害者と加害者とが、いちじるしく公平に違反していて、これでは殺され損と言うべきか。 最近になって僅かに弔慰金の制度が出来たようたが、根本的には遺族に対して、国家がせめて充分な弔慰金以上の経済的支援を差し上げて、被害者遺族の心をお慰めして上げられないのは、まさに国会の怠慢ではないだろうか。 しかしながら立法機関である国会がこのように紛糾していては、為政者は弱者には振り向いてはくれない。 上記の詩は不幸にも亡くなられた人々の、声無き声を忖度して作った次第です。 死刑反対論者は、先ずは無辜の被害者ご遺族の立場を優先的に考えるべきで、その後死刑制度の廃止を議論すべきだと思う。 |
2008.4.28 |
次のページ 前のページ 来信站メニューページ ******** |
辛棄疾詞 李U詞 李清照詞 陸游詩詞 花間集 婉約詞集 碧血の詩篇 抒情詩選 竹枝詞 秋瑾詩詞 毛澤東詩詞 天安門革命詩抄 燦爛陽光之歌 碇豊長自作詩詞 詩詞概説 唐詩格律 之一 宋詞格律 詞牌・詞譜 詞韻 詩韻 参考文献(詩詞格律) 参考文献(宋詞) 参考文献(唐詩) 本ホームページの構成・他 わたしのおもい |
トップ |