晩春訪久米寺
春日大和碧葉鮮,
風流千古久米仙。
緋裙已去雪肌逝,
留得一山紅杜鵑。
久米寺
久米の仙人
久米の仙人
春日
(
しゅんじつ
)
の大和
碧葉
(
へきえふ
)
鮮
(
あざやか
)
かに,
風流 千古
久米
(
くめ
)
の仙。
緋裙
(
ひ くん
)
已
(
すで
)
に去りて
雪肌
(
せつ き
)
逝
(
ゆ
)
き,
留
(
とど
)
め得たり
一山
(
いちざん
)
紅
(
くれなゐ
)
の
杜鵑
(
(ツツジ)
)
を。
*******
五月一日、久米の仙人で有名な久米寺に詣いり、その後、今井町を廻った。
初夏に近い陽気だった。
この詩は、久米の仙人を迷わせた罪作りな紅裙(こうくん=美人)はもういなくて、ただ紅(くれない)のツツジだけが美しく咲いている……というもの。
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・久米の仙人:こちらを参照(wikipedia)
平成二十七年五月一日
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