千島船歌

朔北海鳴千島號， 響來一曲望鄕謠。 何時能上祖先墓?   君影草香冰化朝。

Wikipediaより
                                                

千島( ち しま)船歌　 朔北(さくほく)　海(うみ)鳴(な)りて　　千島 號(さけ)び， 響き來(きた)る　一曲　　望鄕の謠(うた)。 何(いづ)れの時にか　能(よ)く　　祖先の墓に上(まゐ)らん? ---君影((スズラン))草 香(かを)りて　　冰(こほり) 化(と)くる朝(あした)。 　　　　　　　　　＊＊＊＊＊

今日、テレビで懐かしい顔を見た。森繁久弥と倍賞千恵子だった。やがて、歌声が聞こえだした。『オホーツクの舟唄』だった。 　　懐かしい。聴きながら即興で作った、我等が北方領土・千島の詩。 　　　　　------------------- ・千島： 日本の「ポツダム宣言」受諾の前、聯合国側のヤルタ協定でソ聯に引き渡され、併合されてしまった北方領土。 ・朔北：北方。北の方(  )。 ・海鳴：（かいめい）。海鳴(うみ な )り。 ・号(  )：　 さけぶ。動詞。〔がう；hao2○〕。 ・望郷謡：ここでは、『オホーツクの舟唄(  )』を指す。 ・上墓：墓参りをする。「墓に上(のぼ)る」。 ・君影草：スズラン。鈴蘭(  )。

平成二十八年八月二十一日

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