十四號颱風襲南海
淸正來時年少貌,
尾毛高卷面東風。
星霜十五南山老,
今對秋颺在駕中。
十四號颱風 南海を襲ふ
淸正
來
(
きた
)
る時 年少の
貌
(
ばう
)
,
尾毛
(
び まう
)
高く卷きて 東風に面す。
星霜
(
せいさう
)
十五
南山
(
なんざん
)
老
(
お
)
い,
今
秋颺
(
しうやう
)
に對して
駕
(
(バギー)
)
中に在り。
*****************
若い時の清正は、台風も気にしないで散歩に出かけたものだった。(『犬冒暴風雨散歩』(平成二十五年九月十五日)「颶風欲襲耳飄颺,天吼烏雲也不妨。雨猶橫斜風捲尾,壯心不退往前方。」
のようだった)。
あれから十数年経ち、歳をなかなかとらない南山でさえも老(ふ)けた。清正も今回の台風は、家の中で過ごした。 この前後より、清正のお散歩の行動半径が縮まった。その回数も、コースも変わった。清正も変わった…。この台風、ターニングポイントとなった。
令和二年十月十日 (十二月八日了)
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