huanying xinshang Ding Fengzhang de zhuye

                                          


迷路

田邊南甸大河北,
一驛漫過方暮色。
靄滿昭和懷舊街,
路迷亦好醉追憶。





田邊南甸(なんでん)  大河の北,
一驛 (そぞ)ろに過ごせば  (まさ)に暮色。
(もや)は滿つ  昭和 懷舊(くゎいきう)の街,
路に迷ふも ()た好し  追憶に醉はん。

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  昔の知り合いの家へ出かけたが、うっかりしていて、一駅乗り過ごして下りてしまった。
  三十年前までは、何回も通ったことのある一帯なので、適当に路を取って、一駅分を歩いて戻ることにした。夕闇の迫る中を行くと、何故か昭和の世に戻っていくかのような感覚にとらわれた。高速道路の橋脚が出来たところは、道が変えられ、少し迷ったが、これも一興と大回りをして目的地に着いた。
  その時の詩。



・田邊:地名。
・大河:ここでは、大和川を謂う。
(・驛:即車站。)
・方:今ちょうど。やっと。
・正:ちょうど。

平成二十年九月十一日




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