迷路 | |
田邊南甸大河北, 一驛漫過方暮色。 靄滿昭和懷舊街, 路迷亦好醉追憶。 |
田邊の 一驛 路に迷ふも ***************************** |
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昔の知り合いの家へ出かけたが、うっかりしていて、一駅乗り過ごして下りてしまった。 三十年前までは、何回も通ったことのある一帯なので、適当に路を取って、一駅分を歩いて戻ることにした。夕闇の迫る中を行くと、何故か昭和の世に戻っていくかのような感覚にとらわれた。高速道路の橋脚が出来たところは、道が変えられ、少し迷ったが、これも一興と大回りをして目的地に着いた。 その時の詩。 ・田邊:地名。 ・大河:ここでは、大和川を謂う。 (・驛:即車站。) ・方:今ちょうど。やっと。 ・正:ちょうど。 |
平成二十年九月十一日 |
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