吉野山紅葉
拜觀如意輪寺題扉歌有感
寒威落葉滿行宮,
吉野幽溪映錦楓。
一世身亡心亦滅,
赤誠題闔意無窮。
駐車場
金峯山寺の仁王門
金峯山寺の蔵王堂
金峯山寺境内にある村上義光公の墓。大塔宮護良親王の身代わりとなった。
金峯山寺の南
後醍醐天皇玉座のある吉水神社。
一目千本
如意輪寺遠景。谷を隔てて眺めた。
如意輪寺多宝塔
(二重
塔)
。
如意輪寺境内の楠公父子の別れの石像。
如意輪寺宝物殿の楠木正行の辞世の和歌が刻まれた扉。
山頂の街の茶店。
寒威
かん ゐ
葉を落として
行宮
あんぐう
に滿ち,
吉野の
幽溪
いうけい
錦楓
きんぷう
に映ず。
一世
身
亡
ばう
すれば 心も
亦
また
滅
めつ
すれど,
赤誠
闔
かふ
に題して 意
窮
きは
まる無し。
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吉野山
に紅葉を見に行った。桜の葉はほぼ散り尽くし、楓の葉が濃く色づいていた。
如意輪寺では、楠木正行が「
かゑ
(へ)
らじと かねて思へば梓弓 なき数に入る 名をぞとどむる
」と辞世の和歌を書いた扉をみた。
お昼は鮎定食(2000円のところを何故か300円引いてくれた)。その香魚のことも込めて、「吉野幽溪」とした。
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・行宮:
ここでは後醍醐天皇の行在所をいう。
・赤誠:
ここでは前出・「
かゑ
(へ)
らじと かねて思へば梓弓 なき数に入る 名をぞとどむる
」を詠った、楠木正行の志をいう。
・闔:
とびら。
平成二十年十一月二十二日
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