・河州: |
河内の国。頼山陽の『謁楠河州墳有作』や『南遊往反數望金剛山想楠河州公之事慨然有作』にある。 |
・犖确: |
山に大きい石が多くあるさま。「らっかく」。中唐・韓愈の『山石』に「山石犖确行徑微,黄昏到寺蝙蝠飛。升堂坐階新雨足,芭蕉葉大支子肥。僧言古壁佛畫好,以火來照所見稀。鋪床拂席置羹飯,疏糲亦足飽我飢。夜深靜臥百蟲絶,清月出嶺光入扉。天明獨去無道路,出入高下窮煙霏。山紅澗碧紛爛漫,時見松櫪皆十圍。當流赤足蹋澗石,水聲激激風吹衣。人生如此自可樂,豈必局束爲人鞿。嗟哉吾黨二三子,安得至老不更歸。」とある。 |
・鵯崖…: |
鵯越(ひよどりごえ)…。源義経の鵯越(ひよどりごえ)の故事「鹿も四つ足、馬も四つ足。…」に基づく。ここでは、「鹿も四つ足、馬も四つ足、犬なほ四つ足。」ということ。我が愛犬は、しっかりと踏ん張って、岩肌を攀(よじのぼ)っていった。 |
・恰似: |
南唐後主・李Uの『虞美人』「春花秋月何時了,往事知多少。小樓昨夜又東風,故國不堪回首月明中。 雕欄玉砌應猶在,只是朱顏改,問君能有幾多愁。恰似一江春水 向東流。」とある。 |
・銀臺: |
仙人のいる所。美しい高台。 |