狙公 | |
東海狙公賦芧栗, 大倉匱困缺名實。 衆聲哀訴固無疑, 只是怒三不辨七。 |
東海の狙公 芧栗を賦し, 大倉 匱困して 名實を缺く。 衆聲の哀訴 固より 疑ふこと無けれども, 只だ 是れ 三に怒るは 七を辨へざるのみ。 ***************************** |
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「衆聲」を「衆狙」とすれば、更に分かりやすくなる。 「辨七」とは、狙公の手許にある、一匹当たりに与えられる栗の数の最大値のことに考えを到らすことを謂う。 『莊子・齊物論』に「狙公賦芧,曰:『朝三而暮四。』衆狙皆怒。曰:『然則朝四而暮三。』衆狙皆ス。」とある。 |
平成二十一年八月二十日 |
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