仲秋節
天有陰晴世不磨,
今宵可惜隱姮娥。
忽聞飛報三千里,
水調一篇明月歌。
天に 陰晴 有るは 世に不磨なれど,
今宵 惜しむ可し 姮娥を隱す。
忽ち聞く 飛報 三千里,
『水調』の一篇 明月の歌。
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今夜の仲秋の明月は、残念ながら雲間に隠れ、ほんの僅かしか出なかった。
その夜、中国の友人から蘇軾の『水調歌頭』の明月の歌をメールで受け取った。(『水調歌頭』「明月幾時有?把酒問天。不知天上宮闕,今夕是何年。我欲乘風歸去,又恐瓊樓玉宇,高處不勝寒。起舞弄C影,何似在人間! 轉朱閣,低綺戸,照無眠。不應有恨,何事長向別時圓?人有悲歡離合,月有陰晴圓缺,此事古難全。但願人長久,千里共嬋娟!」
)
メールには、明月が出ていた。因って、感じて作った。
平成二十一年十月三日
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