題環境與自然 |
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今朝白皙論環境, 焉使扶桑獲大魚。 鳥戀舊林牛憩草, 不知牧場鹿曾舒。 |
今朝 白皙 環境を論じ, 焉んぞ 扶桑をして 大魚を獲らしめんや。 鳥 舊林を戀ひて 牛 草に憩ふ, 知らずや 牧場に 鹿 曾て舒ぎしを。 ***************************** |
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大西洋・地中海産クロマグロについて、ここのところよく報道されている。そのことに触発されて作った。 思えば、牛は(彼等・牛にとっては過ごしやすい)作られた環境である「牧場」で、数多く「生産」されているから、人類の食を満たせているのだろう。 その過ごしている「牧場」----何千年か何万年か前、今とは違った姿であったろう高原の牧場(の原初の姿)。或いは、小鳥や子鹿等が憩う山林であったかも知れない…。 わたしたち人類が謂う「環境」「自然」とは一体何なのか、を詠ってみた。 |
平成二十二年三月二十日 |
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