追憶曲 |
君奏綺琴追憶章, 窗邊秋葉又金黄。 往時多少懷何盡, 狗向夕陽孤影長。 |
君は奏づ 綺琴 追憶の章, 窗邊の秋葉 又 金黄。 往時 多少ぞ 懷 何ぞ盡きん, 狗は 夕陽に向かひて 孤影 長し。 ***************************** |
|
妻のピアノの練習曲が『思い出』(『久しき昔』『Long, Long Ago』)になった。愛犬はずっと外で「お坐り」をして、夕陽の方を見ていた。きっと、「思い出」に耳をすませていたのだろう。……語れ 愛でし真心 久しき昔の 歌へ ゆかし調べを 過ぎし昔の……。 |
平成二十二年十月二十四日 |
次の作品へ 前の作品へ 自作詩詞メニューへ 詩詞概説 唐詩格律 宋詞格律 毛主席詩詞 天安門革命詩抄 参考文献(詩詞格律) 参考文献(唐詩) 参考文献(宋詞) 参考文献(古代・現代漢語学、漢語音韻) |