藤原京墟覧古 | |
東望紫雲香具山, 耳成畝傍指呼間。 遺風不嘯黍離歎, 皇統緬焉絶宇寰。 |
後方(=東)に香具山(濃い緑色の丘) | |
天の香具山 | 畝傍山(西=左奥) |
耳成山(正面右の森の合間) | 香具山を目指して |
芒の山で | |
蓮池で(左奥は畝傍山) | |
東のかた望む 紫雲の香具山, 耳成 畝傍は 指呼の間。 遺風 嘯かず 黍離の歎, 皇統 緬焉にして 宇寰に絶す。 ***************************** |
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藤原京址に行った。草原の中に、ぽつんぽつんと柱跡があるだけだ。そこは、大和三山の恰度真ん中にあった。東(東南東)に香具山、西に畝傍山、北に耳成山と。 その後、香具山に登りたかったが、とっかかり(径路、駐車場など)が分からず、断念した。 --------------- 「黍離離」と表現する場合の「離」は上声なので、本当は不都合なのだが…。「黍離」を「蒼天」とすれば好都合になるが、「黍離」や「麥秀」の方が相応しかろう。 |
平成二十二年十一月五日 |
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