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四在詩
 

田能村竹田
兒心在棗栗,
妻心在錢粟。
母心只在孫,
吾心在山麓。




                                               

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四在詩

兒の心は  棗栗(さうりつ)に在り,
妻の心は  錢粟(せんぞく)に在り。
母の心は  ()だ孫に在り,
吾が心は  山麓(さんろく)に在り。

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◎ 私感註釈

※田能村竹田:江戸末期の文人画家。安永六年(1777年)〜天保六年(1835年)。名は孝憲。字は君彝。通称は竹蔵。竹田は号。豊後の人。浦上玉堂、篠崎小竹、頼山陽と交った。

※四在詩:四回、「在」のついた句でできた詩。

※兒心在棗栗:息子は、ナツメとクリのことを思っており。(幼い子供はお菓子のことを思い。) ・兒:こども。息子。 ・心在-:…のことを思っている。心は…にあり。 ・棗栗:ナツメとクリ。婦人が人を訪問する時の手土産でもある。

※妻心在銭粟:ぜにとアワのことを思っている。(主婦は日々の生活のやりくりを思う。) ・銭粟:ぜにとアワ。

※母心只在孫:(作者の)母は、ただ、孫(=作者の「兒」)のことだけを思っており。(母は、孫のことだけを思っており。) ・母:(作者の)母。 ・只在-:ただ…だけを…いる。 ・孫:つまり、作者の「兒」で、息子を指す。

※吾心在山麓:わたし(=作者)は、山のすそを思っている。(わたしは、隠棲を思っている。) ・吾:わたくし。われ。作者自身。 ・山麓:山のふもと。山のすそ。

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◎ 構成について

韻式は、「(a)aa」。韻脚は「栗粟麓」で、平水韻(入声(四質)栗、)入声(二沃)粟、入声(一屋)麓。この作品の平仄は、次の通り。

○○●●●,(韻?)
○○●○●。(韻)
●○●●○,
○○●○●。(韻)
平成27.11.5
      11.6



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