風散士惑星探査衛星隼君之封容帰還　碇豊長の詩詞　来信・投稿

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　これは風散士雅兄の詩で、読みも風散士雅兄のものです。 ******************

惑星探査衛星隼君之封容歸還
惑星群集探絲川、孤獨航行歴七年。一日千秋加遠域、七難八苦總歸天。電波交信空應答、岩石収藏疑貫穿。再會封容似吾子、長程億萬伐完全。

惑星の群集　糸川を探し、　　
孤独なる航行　七年を歴たり。　　
一日千秋　遠域に加へ、　　
七難八苦　総て天に帰まかす。
電波の交信　応答を空しうし、　　
岩石の収蔵　貫穿くゎんせんを疑ふ。
封容ふうように再会すれば　吾子に似たり、
長程　億万　完全を伐ほこる。

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・糸川：　小惑星イトカワ。
・貫穿：　予定では、岩石を採取するためイトカワの地上を小爆破することを指す。
・封容：　密封容器。カプセル。
・億万：　ここでは六十億ｋｍ。

※岩石の採取はまだ不明だが、成否に関わらずこのJAXAのプロジェクトには絶賛を惜しまない。

２０１０．６．１５