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1)戦争の根本原因は、霊的同胞意識の欠如

地球上の最大の悲劇は、戦争という殺し合いと、貧困・飢餓です。人類史上、戦争のない時代はありませんでした。そしていつの時代にも、戦争によって苦しみ・悲しみ・絶望が蔓延してきました。21世紀の現在も、世界の各地で戦火が絶えることはありません。人々は戦争が人類における最大の愚行であることを知りつつも、現実にはそれを地上から根絶することができずにいます。

戦争の根本原因は、「霊的同胞意識」という人類愛の欠如です。同じ「霊的兄弟」という意識の欠如です。それは「物質中心主義」と「利己主義」という神の摂理から逸脱した考え方から発生したものです。霊的同胞意識の欠如・人類愛の欠如というと、あまりにも当たり前すぎて、子供じみた答えのように感じられるかもしれません。こうした考え方に軽蔑の思いを抱く人々も多いことでしょう。

しかし、そのとらえ方自体が、実は物質主義の壁の中に閉じ込められた狭い発想なのです。なぜなら霊界では、現実に「霊的同胞意識」がすべての人々の共通意識・常識となって、人々の心を強く支配しているからです。霊的同胞意識は夢物語ではなく、霊界の事実なのです。現在の地球上の常識は、何百億の霊界人にとっては非常識なこと・異常なことなのです。霊的同胞意識が当たり前の共通意識となっている霊界には、地上世界のような戦争はありません。霊界には、地上で今日まで絶えることなく存在し続けてきた戦争が全くないのです。

「戦争は人類が地上で行っているだけで、霊界にはありません。」

『シルバーバーチは語る』(スピリチュアリズム普及会)  p.307

2)真の反戦・平和運動とは――心の中から「利己愛」を取り除くこと

何千年もの間、地球人類は戦争をなくし平和をもたらそうと希求してきました。21世紀の現在も、世界各地で反戦・平和運動が活発に行われています。また国連などの国際機関による調停努力・紛争解決のための努力も精力的に行われています。しかし依然として、地球上から戦争が根絶する気配はありません。それは「利己愛」という人間の心に巣くう根本原因を取り除く方向に向けての働きかけではないからです。

物質中心主義と利己主義が消滅して、霊的同胞主義という「真の利他愛・全人類愛」が地球を支配しないかぎり、戦争をなくすことはできません。現代の地球人を支配している物質中心主義と利己主義を、一人一人の心の中から取り除かないうちは戦争を根絶させることはできません。「利他愛」を地球人の常識としないかぎり、いつまでも戦争は続きます。

人間の心の中から完全に利己愛を取り除く運動――これこそが「真の反戦・平和運動」です。一人一人の心の内から利己心を取り除き、霊界人のような「霊的同胞意識」を持つように仕向けることが「真の反戦・平和運動」なのです。地球人の心を変革し、霊中心の価値観をもたらさないかぎり、どのような手段を講じても地球上に平和を招来することはできません。これが今まで地球上から戦争をなくすことができなかった、すべての理由なのです。

キリスト教をはじめとする地上の宗教は、人類の心を根本から変革することができませんでした。キリスト教もイスラム教も、人間の心に本当の霊的革新をもたらすことに失敗したのです。

3)スピリチュアリズムこそが、唯一「本物の反戦・平和運動」

これまでの宗教がことごとく失敗してきた中で、“スピリチュアリズム”は地球上に永遠の平和をもたらすために登場しました。スピリチュアリズムは今まで地球人類が達成できなかった“心の変革”をもたらし、地上から戦争を一掃することになります。それはスピリチュアリズムが、「霊的真理」という心の変革を確実に実現する強力な手段を持っているからです。

人間の心を根本から変革し、物質中心意識・利己的意識を拭い去るためには、霊的真理が不可欠です。「人間は死後も、今と同じように生き続ける」「地上人生はほんの一時であって、永遠の霊界での生活がメインである」「地上人生は霊界での生活の準備をするためにある」「霊的成長こそが人間にとっての最高の宝である」――こうしたことを心の底から納得できてこそ、初めて物質への偏り・執着を断ち切ることができるようになります。また「利他的行為が、結果的に自分に本当の利益をもたらす」「お互いに助け合いともに成長することが、自分に最高の幸せをもたらす」という霊的事実を実感したとき、神を中心とする霊的同胞意識の重要性を理解することができるようになるのです。

スピリチュアリズムによって地上に降ろされた「霊的真理」は、人々の心を根底から大きく変えることになります。それは利他愛の重要性を教え、利他愛を実践させる力を持っています。霊的真理によって心の根本変革を目指す“スピリチュアリズム”は、まさに本物の反戦・平和運動なのです。現在の地球上には、スピリチュアリズム以外に真の反戦・平和運動は存在しません。

「私たちがお届けしている霊的真理が受け入れられるようになる以外に救いようがないことを痛感いたします。」

『シルバーバーチは語る』(スピリチュアリズム普及会)  p.294

4)世界平和の実現は、「霊的同胞意識」に基づく利他愛の実践より

恒久的な世界平和は、霊的同胞意識に基づく「利他愛の実践」からしか生まれません。地球上のすべての人々が、霊界人のように「霊的同胞意識」を持ち、利他愛を実行するようになるまで戦争はなくなりません。利他愛が政治と国際関係に適用されないかぎり、戦争は続くのです。

「利他愛」という神の摂理が一人一人の心を占め、生き方を支配するようになったとき、神がもたらそうとした本当の平和が到来することになります。すべての問題を利他愛の精神で解決するようになったとき、地球上に平和が訪れるのです。地球は“スピリチュアリズム”という霊界を挙げての反戦・平和運動によって、徐々にではあっても、永遠に平和が続く「真の霊的同胞世界」に近づいています。

「霊的真理と霊的摂理を知ることによって断固とした決意を持つに至った時、そして日常生活のあらゆる分野で私利私欲をなくし互助の精神で臨むようになった時、地上に平和と和合が訪れます。それは一宗一派の主義・主張から生まれるのではありません。大霊の子のすべてが霊的真理を理解していくことから生まれるのです。」

『シルバーバーチは語る』(スピリチュアリズム普及会)  p.301

「真の平和は霊的摂理を適用する以外にないということを、地球人類はいつになったら悟るのでしょうか。」

『シルバーバーチは語る』(スピリチュアリズム普及会)  p.308

「和平へ向けていろいろと努力が為されながら、ことごとく失敗しております。が、唯一試みられていないのは、霊的真理の理解による方法です。それが為されないかぎり、戦争と流血が止むことはないでしょうし、ついには人類が誇りに思っている物質文明も破綻をきたすことでしょう。」

『シルバーバーチは語る』(スピリチュアリズム普及会)  p.309