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(4)地上は、失敗から学びながら霊的成長の道を歩む所

地上は失敗から学ぶ所

もう一つ、私たちがしっかり覚えておかなければならないことは――「地上世界は失敗から学ぶ所である」ということです。多くの失敗を体験して、それを「教訓」とすることができれば、その失敗は無駄ではなかったということになります。私たちに求められているのは、失敗しないことではなく、失敗から学び、それを糧として一歩、また一歩と上昇していくことです。内面の闘いを避けていては、霊的成長の道を歩むことはできません。たとえ敗北しても、必死に闘ったうえでの失敗には意味があります。

私たちスピリチュアリストには、常に失敗から学びながら努力し続ける“前向きな姿勢”が必要とされるのです。

これまでの失敗は、今のための準備であった

5年前、10年前の自分の姿を思い返すと、誰もが恥ずかしく思うものです。スピリチュアリストになってからも、他人には決して言えないような失敗を繰り返してきました。大半の人々が、自分は取り返しのつかないような過ちをしでかしたことがあると考えています。そしてそれを思い出すたびに、「自分は何と醜くて弱い人間なのだろうか。とうていスピリチュアリストと名乗れる人間ではない」との自責の念に駆られます。

しかし地上における失敗は、「霊的成長」という希望を捨てないかぎり、すべて学びの材料となります。その体験によって真理への理解が深められ、より高い人生を送るためのきっかけとなるのです。

私たちは常に、これまでの人生は、今この時のためにあったと考えるようにすべきです。今、皆さんの心の中心に――「スピリチュアリズム普及のために人生を捧げよう!」との思いがあるなら、ここに至るまでの歩みのすべてが最も高い次元において実を結んでいることになります。まさに、これまでのすべてが(失敗を含め)、準備だったのです。

「過去はもう過ぎ去ったのです。これまでに犯した間違いはお忘れになることです。皆さんは間違いを犯しそれから学ぶために地上へやって来たようなものです。過ぎ去ったことは忘れることです。大切なのは今現在です。今、人のためになることをするのです。」

『シルバーバーチの霊訓(9)』(潮文社)  p.193

今この時に、心を改めればよいのです。霊界のことを考えれば、地上でのいかなる失敗も取るに足りないものです。私たちに必要とされるのは、より高い目標に向かって努力を続けていく決意を持つことだけです。今、「地上人類のために人生をかけて働いていこう」と決心することができるなら、すべてが良いことになるのです。

常に皆さんと共にいて、苦労を分かち合い、霊界から全力で応援してくれている守護霊の存在を思い出してください。それと同時に、スピリチュアリズムに導かれたことの素晴らしさを、もう一度確認してください。もしスピリチュアリズムとの出会いがなかったなら、自分の人生がいかに惨めでわびしいものであったかを考え、苦しみは高い世界を求めるがゆえに生じていることを思い起こし、再出発してください。私たちの前途には、希望と喜びが待ち受けているのです。